NHKブックス<br> 宮崎駿論―神々と子どもたちの物語

個数:
  • ポイントキャンペーン

NHKブックス
宮崎駿論―神々と子どもたちの物語

  • 杉田 俊介【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • NHK出版(2014/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 30pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月29日 11時50分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140912157
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C1370

内容説明

宮崎アニメに繰り返し描かれる圧倒的な破局と、それを何度も超えていく子どもたちの躍動。宮崎アニメで育ち今や中年となった著者が、我が子とともに再び宮崎アニメを見つめる中で、そこに込められた宮崎駿の絶望と希望に向きあう。ジブリ中期以降の「飛翔から変身への変化」の背景にある、宮崎駿の抱く時代への危機感とは何か。家族・自然・労働・日本…物語に埋め込まれた想いを、全キャリアを詳細にたどり浮き彫りにする渾身の作家論。

目次

序章 宮崎駿にとってアニメーションとは何か―ジブリ前史まで
第1章 子どもと神々―『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』
第2章 成熟と零落―『魔女の宅急便』『紅の豚』
第3章 廃墟と複製(ジブリとディズニーと神々の王国)―『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』
第4章 家族と爆発―『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』
第5章 遺言と新生―『風立ちぬ』と「その先」をめぐって
第6章 神々の物語のために―『風の谷のナウシカ』を産み直す

著者等紹介

杉田俊介[スギタシュンスケ]
1975年、神奈川県生まれ。批評家。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。『すばる』『ユリイカ』などさまざまな媒体を舞台に文学、アニメ、漫画などの批評活動を展開し、作家の核心に触れる読解で高い評価を受ける。また、ロスジェネ問題にも深くかかわり、その論考が注目される。現在、障害者ヘルパーとしてケアの現場に従事するとともに、親として子育てにあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっぱ

30
宮崎駿のアニメについては「パンダコパンダ」、「未来少年コナン」の時代からのファンであり、この著者とも年齢的に近いせいか、ある程度は本書の内容に共感しながら読了した。ただ、映画作品を全て観ていないのと、宮崎駿のインタビューや著書に直接触れたことがないせいか、「宮崎駿は、このままで終わったら、タタリ神になってしまう」という著者の思いが本当に正しい認識なのか分からないままであった。2014/09/14

しゅん

13
前半は面白い。一緒に見ているという著者の子供の身体性が乗り移っているように思える。『天空の城ラピュタ』においてバズーが飛べないという指摘も、あらすじだけでなく画面の運動と共に思考されている感覚がある。しかしながら、『もののけ姫』以降、どうにも物語の図式だけから「絶望」や「希望」を取り出すような話になっていて、議論が宙に浮く。子供へ呼びかけるような文体になればなるほど、子供の身体からは離れてゆく。ただ、『もののけ姫』が小さなテーマパークだという指摘は面白いと思った。2023/08/25

左手爆弾

9
悲しい本だ。筆者が自分の批評家としての能力のなさをわかっている。自信がないから、すぐに自分の感傷的な身の上話や不必要なまでに哲学や思想を引用して語る。個々の作品読解において、目新しい着眼点が何一つとしてない。「子ども」ということに注目してるのは確かだが、それが宮崎アニメの核心なのだというには弱いし、実際、かなり迂遠な書き方で自身の論点をぼかしている。行き詰まるとすぐにナイーブな感傷に浸るのにはうんざりする。批評家の原点に還り、作品の一筋縄ではいかない部分を読み解くという作業に集中すべきだろう。2016/10/10

富士さん

5
聞いても調べてもいないのに、”超越論的”に作者の意図や表現の意味を説明する文学的な宮崎駿研究は、対象の人物をネタに自分を語るのがこの手の研究のお作法だとわかっていても、その後のアニメ研究への寄与という面で違和感があります。しかし、本書は、宮崎監督の発言の解読の仕方や資料の選び方など丁寧で勉強になり、著者の福祉関係者としての、親としての思索の過程はとても誠実で共感でき、比較的いい本でした。しかし、他分野との接続という点でも、論者の考えを「宮崎は」と対象を主語にして語るのは何とかしてもらえないでしょうか。2019/12/11

スプリント

5
著者が言いたいことがまとまっていない印象を受けました。2017/03/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8058560
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。