出版社内容情報
《内容》 医療と保健の現場で働くスタッフが,生活習慣病の予防・治療にとって欠かせない行動の変容と維持に関する理論を理解し,現場に応用できるようわかりやすく解説.症例をあげ具体的に理解でき,実践計画の立案とその実行・評価が可能になる.他の疾患の予防と治療に関しても応用が可能である.
《目次》
【健康信念モデル(ヘルス・ビリーフ・モデル)】
健康信念モデルの考え方 【自己効力感(セルフ・エフィカシー) 自己効力感の考え方 【変化のステージモデル 変化のステージモデルの考え方 【計画的行動理論】 計画的行動理論の考え方 【ストレスとコーピング】 ストレスとコーピングの考え方 【ソーシャルサポート(社会的支援)】 ソーシャルサポートの考え方 【コントロール所在】 コントロール所在の考え方 【付録】 健康行動理論 問題と解答
内容説明
本書は、医療と保健の現場で働く方々が健康行動理論を理解し、(1)対象者の健康に関する行動の変容と維持に関して、筋道を通して考えることができるようになるということ。(2)対象者の健康に関する行動の変容と維持に関して、スタッフ間で共通の“言葉”でディスカッションができるようになるということ。(3)健康行動理論とその尺度を用いることによって、対象者の現在の状況が把握でき、介入計画の立案や実行とその評価が可能になるということ。の3点が実現されることを願って書かれた。理論をできるだけ分かりやすく説明することを心がけ、症例を提示することで現場への応用法も具体的に示している。また、研究の実例も豊富に示した。
目次
第1章 健康信念モデル(ヘルス・ビリーフ・モデル)
第2章 自己効力感(セルフ・エフィカシー)
第3章 変化のステージモデル
第4章 計画的行動理論
第5章 ストレスとコーピング
第6章 ソーシャルサポート(社会的支援)
第7章 コントロール所在
著者等紹介
松本千明[マツモトチアキ]
1989年札幌医科大学医学部卒業。1989~1991年札幌徳洲会病院勤務。1991~1996年自治医科大学内分泌代謝科勤務。1996~1999年徳田病院内科外来非常勤勤務。1999年大阪府立看護大学医療技術短期大学部臨床栄養学科卒業。2001年ミシガン大学公衆衛生大学院健康行動健康教育学科修士課程修了。学会活動などは、日本内科学会認定内科専門医、日本糖尿病学会専門医。現在は、医療と保健の現場に健康行動理論を広めるために講演を中心に活動中
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