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現代アートの舞台裏―5カ国6都市をめぐる7日間

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270004920
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0070

内容説明

アーティスト、コレクター、批評家、キュレーター、オークショニア、美術学校生、ディーラーなど250人超の業界トップランナーに取材を敢行。目を見張るほどの観察力を通して現代アート界の全体像を描きだした意欲作!社会学者の目に映ったアート界の住人たちの素顔。

目次

第1章 オークション―クリスティーズ(ニューヨーク)
第2章 批評会―カリフォルニア芸術大学(ロサンゼルス)
第3章 アートフェア―アート・バーゼル(バーゼル)
第4章 賞―ターナー賞(ロンドン)
第5章 アート雑誌―『アートフォーラム』(ニューヨーク)
第6章 スタジオ訪問―村上隆(東京・埼玉)
第7章 ビエンナーレ―ヴェネツィア・ヴィエンナーレ(ベニス)

著者等紹介

ソーントン,サラ[ソーントン,サラ][Thornton,Sarah]
社会学者、フリーランスライター。大学では美術史を専攻。文化社会学で博士号を取得。アート界やアート市場に関する論考を『アートフォーラム・ドットコム』や『アート・ニュースペーパー』紙など、さまざまな媒体で発表している。これまでに『ニューヨーカー』誌にも寄稿しているほか、イギリスBBC放送の番組制作にも協力した

鈴木泰雄[スズキヤスオ]
京都大学文学部(社会学)卒業後、サントリー(株)に20年間勤務。その間、6年間の英国駐在を含めて主に国際畑を歩む。現在は独立し、ノンフィクション、ビジネス分野の翻訳を手がけている。米国ノースウェスタン大学MBA(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エムコ

1
現代アートをとりまく7つの現場=クリスティーズ(オークション)・カリフォルニア芸術大学(学生品評会)・バーゼル(アートフェア)・ターナー賞・雑誌『アートフォーラム』・村上隆のスタジオ・ヴェネツィアヴィエンナーレ=を社会学者の筆者が訪れ旅日記のようにレポート。全体的に読みにくい印象ですが、村上隆のスタジオ訪問はなかなか興味深い内容。アーティストとキュレーターとの関係が行間からそれとなく伝わってくる。飛行機の座席位置にもこだわる村上隆のくだりが面白かったりも。2009/07/29

ボルボックス

0
現代アートを構成する7つの世界が書かれている。全体を大きく分けて、裕福な階級のコレクターへの作品売買、金銭的にも精神的にもギリギリで制作をするアーティストの話に分けられる。前者はオークション、アートフェア、ビエンナーレであり、作品購入に何億円を投じるような一見華やかな世界だが、その実情はコレクター同士の権力誇示や、アートが株券のように扱われることを内包している。後者では、美大生がお互いの作品を長い授業の中で批判し合ったり、村上隆のスタジオでのストイックな制作風景が書かれ、どちらにも余裕は微塵もなかった。2013/08/01

イクル

0
論調が楽しい。この人の他の著作も読んでみたい。2009/09/25

R_O

0
非常に危うく存在する軽さ2010/06/10

4646camera

0
タイトルの通り、舞台裏のはなし。現代アートの入門的な本、ではない。オークション、アートフェア、スタジオなどなど、アートの舞台裏の取材日記的な本。どちらかというと、旅行気分の本。2010/04/25

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