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出版社内容情報
図書館をめぐる状況が大きく変化する中で、これからの公共図書館が果たしうる新たな役割とは何か。前・千代田図書館長による、知識の運用・管理のための経営論。
情報資源の電子化の進展や、通信ネットワークの発達という情報環境の変化により、図書館は資料だけでなく、情報や知識そのものを扱う必要が出てくるなど、その役割と機能は根本的に見直しを迫られている。本書は、近年の図書館経営をめぐる理論と実践の到達点とその限界を論じ、これからの図書館経営の可能性と新しい方向性を示す。
[関連書] 田村俊作・小川俊彦編 『公共図書館の論点整理』 (勁草書房刊)
はじめに 図書館経営の限界と可能性
序章 公共図書館経営の新たな方向性
第一章 図書館経営の見直し
1 人的資源と組織
2 物的資源の活用と財務的視点
3 情報とコミュニケーションの戦略的運用
4 経営資源としての「制度」
第二章 知的サービスとしての図書館サービス
1 変わる図書館サービス
2 書誌コントロール概念の変容
第三章 知識の経営に向けて
1 文化・知的情報資源への理論的アプローチ――関連する諸分野から
2 文化・知的情報資源への理論的アプローチ――図書館情報学の新たな展開
3 文化・知的情報資源経営論の編成に向けて
第四章 知識の経営を可能にするための政策
1 新しい社会の潮流――「文化・知的情報資源」の発見
2 文化・知的情報資源と情報政策
3 日本における文化・知的情報資源政策形成の課題
終章 公共社会としての公共図書館
内容説明
従来の図書館経営論の枠組みを再構築。「文化・知的情報資源の経営」への道筋を示しながら、新たな公共図書館像を探る。
目次
序章 公共図書館経営の新たな方向性
第1章 図書館経営の見直し(人的資源と組織;物的資源の活用と財務的視点 ほか)
第2章 知的サービスとしての図書館サービス(変わる図書館サービス;書誌コントロール概念の変容)
第3章 知識の経営に向けて(文化・知的情報資源への理論的アプローチ―関連する諸分野から;文化・知的情報資源への理論的アプローチ―図書館情報学の新たな展開 ほか)
第4章 知識の経営を可能にするための政策(新しい社会の潮流―「文化・知的情報資源」の発見;文化・知的情報資源と情報政策 ほか)
終章 公共社会としての公共図書館
著者等紹介
柳与志夫[ヤナギヨシオ]
1954年大阪府生まれ。1979年慶應義塾大学卒。同年国立国会図書館入館。2004年9月から2008年3月まで東京都千代田区へ出向、教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長等を経て、現在、国立国会図書館資料提供部電子資料課長。専攻は図書館経営論、文化資源政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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