言語哲学入門

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言語哲学入門

  • 服部 裕幸【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 勁草書房(2003/03発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 230,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153695
  • NDC分類 801.01
  • Cコード C3010

出版社内容情報

本書は、言語に関する素朴な疑問から出発し、その疑問に答えるにはどうしたらよいか、という形で議論を進める。言語学や哲学や論理学の予備知識を要求しない、文字通りの入門書である。しかし、哲学一般にいえることだが、哲学は何か完成された知識を暗記することではないので、本書もじっくり考えながら読む必要はある。そうすることによって、知識ではなく、「思考の方法を学ぶ」という哲学の核心を身に付けることができる。テーマは、より専門的な文献を読む基礎になるもの、関連した分野のトピックスに配慮したものを選んだ。

本書は著者の最初の著作である。共訳書にデイヴィドソン『行為と出来事』(勁草書房)、ライル『心の概念』(みすず書房)等がある。



第一章 言語哲学とは何か
第二章 意味と指示
第三章 記述の理論
第四章 固有名の問題
第五章 意味についての検証主義
第六章 意味懐疑論と翻訳の不確定性
第七章 サピア=ウォーフの仮説
第八章 プラグマティックス
第九章 私的言語論
第一〇章 言語についての知識の本性
第一一章 言語の体系的研究の可能性

参考文献
あとがき
人名索引/事項索引

内容説明

第一章をのぞく各章とも、言語に関する素朴な疑問から出発して、その疑問に答えるためにはどのようにしたらよいのか、という形で議論を展開するスタイルをとっている。そして、しばしば複数のアイディアが紹介され、その利点や難点が検討されることになるが、必ずしも一つの「正解」に達するとはかぎらない。

目次

第1章 言語哲学とは何か
第2章 意味と指示
第3章 記述の理論
第4章 固有名の問題
第5章 意味についての検証主義
第6章 意味懐疑論と翻訳の不確定性
第7章 サピア=ウォーフの仮説
第8章 プラグマティックス
第9章 私的言語論
第10章 言語についての知識の本性
第11章 言語の体系的研究の可能性

著者等紹介

服部裕幸[ハットリヒロユキ]
1949年東京都に生まれる。1971年慶応義塾大学経済学部卒。1973年慶応義塾大学大学院文学研究科修士課程(哲学専攻)修了。現在、南山大学人文学部教授
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感想・レビュー

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zirou1984

33
言語哲学の入口としては理想的な作り。20世紀の英米哲学の主流となった分析哲学の土台となる問題を平易な言葉で切り分け、言葉の意味の問題や記述論理にまつわる論点を丁寧に論説してくれている。後半部分ではサピア=ウォーフの仮設の検証からチョムスキー、そしてウィトゲンシュタインといった言語論に関する主要なトピックも網羅されており参考文献にも気を配った解説付き。とはいえ、言語哲学の持つ意味そのものを論理的に切り分けること自体の難解さが減じた訳ではないので、この分野に興味のある人に試金石の役割も果たすことになるのだろう2014/06/07

白義

10
言語哲学の入門書としては最高に分かりやすいですね。そもそもの言語哲学から意味と指示や固有名、言語と行為に私的言語論やチョムスキーの生成文法まで、分かりやすい例から解説も過不足なく初心者向けとしてはダントツ。さらに、言語哲学のトピックが旧来の哲学や科学哲学とも繋がることを示唆しているのもいいです。参考文献も丁寧。英米哲学で言語・分析哲学は一大潮流なのに日本の哲学読みには案外知られていないので、この本から始めて他の文献にも進めばいいでしょう2011/06/27

Z

6
本当に初学者用の言語哲学の本。学説史というより、指示の理論なり固有名の理論なり取り上げられるテーマについて軽く取り扱う。論理記号を如何に扱って問題を解くかに関心がありその側面は解決できなかったが、この本をきっかけにもう少し進んで同テーマを扱う本も読んでみたい2022/08/10

センケイ (線形)

4
実に様々な興味が喚起される。個人的には特に、文化と言語のいずれが先立つのか(あるいはどちらでもないのか)という議論に惹かれた。少し前の本なのであるいは今や刷新されている内容もあるかもしれないが、言語哲学とは何か?という興味から入った私にとっては、かなり良い案内に感じられた。実際、こうやってコンパクトにまとまっているものは他に少ないだろう。具体例が頻出する点もイメージが湧いて有難い。2019/04/28

3
要再読。というか参照用に欲しい。テーマが広く、良い概説書ではあるが浅いな、という印象。2014/04/28

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