未来の文学<br> ダールグレン〈1〉

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未来の文学
ダールグレン〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 477p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336047410
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

都市ベローナに何が起きたのか―多くの人々が逃げ出し、廃墟となった世界を跋扈する異形の集団。二つの月。永遠に続く夜と霧。毎日ランダムに変化する新聞の日付。そこに現れた青年は、自分の名前も街を訪れた目的も思い出せない。やがて“キッド”とよばれる彼は男女を問わず愛を交わし、詩を書きながら、迷宮都市をさまよいつづける…奔放なイマジネーションが織りなす架空の都市空間を舞台に、性と暴力の魅惑を鮮烈に謳い上げ、人種・ジェンダーのカテゴリーを侵犯していく強靱なフィクションの力。過剰にして凶暴な文体、緻密にして錯乱した構成、ジョイスに比すべき大胆な言語実験を駆使した、天才ディレイニーの代表作にしてアメリカSF最大の問題作。

著者等紹介

ディレイニー,サミュエル・R.[ディレイニー,サミュエルR.][Delany,Samuel R.]
1942年ニューヨーク生まれ。ニューヨーク市立大学を中退後、漁船乗りやフォークシンガーとして世界を放浪、62年『アプターの宝石』でデビュー。該博な知識と詩的文体、多層的語りを駆使してメタファーに満ちた神話的作品を多数発表、アメリカン・ニューウェーヴの旗手として活躍。自伝The Motion of Light in Water:Sex and Science Fiction Writing in the East Village 1957‐65(88)はヒューゴー賞を受賞

大久保譲[オオクボユズル]
1969年生まれ。東京大学教養学部卒。現在埼玉大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志ん魚

16
序文でウィリアム・ギブスンが、これだけの大著のことを「このテクスト」とか「この散文」とか呼んでいて気になっていたのだが、読んで納得。ストーリーともノヴェルとも言い難い、まったく今までに読んだことのない感触の書物である。舞台設定は魅惑的だが、物語を推進するための動力や意志が希薄で、謎というよりはプロットごと彷徨してる感じ。そもそも主人公自身、雑念が多くて人の話をあまり聞いてないし、物語の進行にも興味がなさそうな。。。というわけで、どうみてもナマコ系です。がんばって正体見に行きます。2013/02/21

きゅー

11
まだ小説全体の半分だけれど、ちょっと予想していたのとは違うかな。両刀遣いで、記憶のない男が異世界でのし上がっていくといった展開。目立とうと思ってないのに、人は彼をリーダー的存在とみなすようになる。女も男も選び放題。また、彼は突如詩作を始めるんだけど、その詩が大家に認められて、降って湧いたように処女詩集が出版される。で、そんな英雄の生い立ちや特徴が作者ディレイニーそっくりというのだから、これをどう扱ってよいのやら……。溢れ出るナルシシズムにとてもかなわない。2020/02/10

キョウラン

10
このダールグレンに登場している不思議な荒廃都市ベローナが火星と北米に同時存在している時空間ということを念頭に置くのがいいみたい。この都市ベローナが何らかの決定的災厄により甚大な被害を被り、住民が次々に都市から逃げ出してゆき残された人びとは不条理極まる時空間を生きるというポストアポカリプス的設定で構築されている(2011年9月号SFマガジン参照)2012/03/26

スターライト

6
伝説の超大作の前半を何とか読破!ディレイニーというと「マルチプレックス」といった印象があるが、ここまでは割とストレートな展開と思われるのだが…。ウィリアム・ギブスンが序文で、「わたしは本書を理解したことがない」と言っているので、おそらく僕が気がつかなかったディレイニーの仕掛けがいっぱいあったのだろうと思う。それにしても本書の最後に来て、ベローナの謎の糸口が提示されたところで終わるとは。ところで巻末の著者紹介では『アインシュタイン交点』もネビュラ賞を受賞していることが欠けています。ともあれ早く続きを読まねば2011/07/07

pyoko45

5
意外にも、白ごはんを食べるようにぱくぱくと読んでいけるのだが、ところどころ小石か砂粒のような不審なフレーズ・イメージが挿入されて、なんだか不安な感じを抱きつつ読み進めた。恐らくこの後の伏線だろうなぁと思いつつもとりあえずスルー。そして、Iの最後の方でようやく本性を現してきた感じ。お楽しみはこれからだ!登場人物たちの交わす会話が愉快なI巻でした。2011/07/09

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