幻冬舎新書<br> 信長はなぜ葬られたのか―世界史の中の本能寺の変

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幻冬舎新書
信長はなぜ葬られたのか―世界史の中の本能寺の変

  • 安部 龍太郎【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344985056
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0295

内容説明

戦国時代は世界の大航海時代だった。スペインやポルトガルは世界中で植民地獲得に乗り出し、その波が鉄砲やキリスト教伝来という形で日本にも押し寄せていた。織田信長はこれにどう対処するかという問題に直面した、わが国初の為政者だったのだ―。安土城跡に発見された「清涼殿」の意味、スペインからの使者・イエズス会ヴァリニャーノとの熾烈な交渉、そして決裂。その直後に本能寺の変は起きた…。江戸の鎖国史観から見ていてはわからない、世界史における本能寺の変の真実。信長が背負っていた真の孤独とは。

目次

第1章 消えた信長の骨(秀吉は信長を見殺しにしたのか;富士山麓に埋められた信長の首 ほか)
第2章 信長の真の敵は誰か?(正親町天皇の勅命が、織田信長を滅亡の危機から救った;織田信長の覇業を陰から支えた元関白 ほか)
第3章 大航海時代から本能寺の変を考える(隠された信長;キリスト教禁教、イエズス会との断交)
第4章 戦国大名とキリシタン(黒田官兵衛の実力とは;加藤清正の経済力 ほか)
おわりに 「リスボンへの旅」

著者等紹介

安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年6月福岡県八女市(旧・黒木町)生まれ。久留米工業高等専門学校卒業。上京し、大田区役所に就職、後に図書館司書を務める。1990年「血の日本史」でデビュー。2005年「天馬、翔ける」で第11回中山義秀文学賞、2013年「等伯」で第148回直木賞受賞。2015年福岡県文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

81
信長の本能寺の変を軸にその不可思議さを安倍氏が論じた一冊。つまり、朝廷と世界史的バックボーン、つまりイエズス会とスペインの2つの軸を横軸に据え、信長やその他戦国武将を交え論じていく。世界史不勉強さが兎角目立つ僕だが、確かに上述の様な世界史観の中の日本史の捉え方、例えばこの本能寺の変の捉え方というアプローチは考えたことがなかった。でも、翻って更に思考すれば、幾ら古代からの島国といえどそのアプローチは当たり前のことで、更にそういう思考法は何故あまりされないのだろうと思考するに至る。教育の問題か。2018/10/27

まーくん

65
本能寺の変は大変な謎である。高校日本史+大河ドラマくらいしか知識のない門外漢でも、光秀の激情に駆られた”単独犯”とは思えない。やはり用意周到、黒幕がいたのか?(その筋の方には常識?)まあ、それよりも後半に述べられているイエズス会との関わり。世界制覇を企むスペインの影。実態はどうだったのだろうか?キリシタン弾圧に転じた秀吉、鎖国へ舵を切った徳川政権。この時期の日本の動きはは世界史の流れとは切り離せない。イエズス会の陰謀(?)に乗せられたら、どんな歴史になったのか?黒船まで続く鎖国は正解だったような・・。2018/08/26

yamatoshiuruhashi

44
信長は単に明智光秀一人の謀反で殺されたのではなく、背後に朝廷や足利幕府が隠れ、秀吉はそれを事前に察知し信長を守ることなく自身の天下取りに利用した。種々の考察からこの推論をなし幾つかの小説を書いた著者が、その推論の根拠と小説執筆後に見つけたものを含めて資料の読み解いた道筋を示した本と言えよう。面白く読める。詳細では色々と反論したいところもあるが、歴史の糊塗に挑み真実を求めたい著者の心もちに共感。郷土出身の作家なのにしっかり読んだことがなかったので、自分の中での読書ラインに載せたいがいつのことになるやら。2018/12/17

kawa

36
なぜ、信長が光秀により本能寺の変で、葬られたかは今もって定説のない歴史の謎と理解している。本書は、近衛前久らが光秀を動かし成した朝廷黒幕説(秀吉は事前にこの政変を知っていた)に立脚するノンフィクション。可能性なくもない展開、歴史探偵ものとして興味深く読了。説は、当時の世界大航海時代を踏まえてスペイン、イエスズ会の関与まで指摘。「if」としては面白い。次は、これらを踏まえて壮大な世界史小説を期待したいところ。2018/11/20

たかしくん。

36
どこか別の本で、聞いたことある説だなぁ、なんて思ってましたら、17年前に出した著者の説の焼き直しだったんですね。。信長と対峙する近衛前久なる黒幕がいて、彼が信長の仏教を冒涜する行為を許せず、光秀を煽ったという説。そして、保険として秀吉とも裏を取っていたとのこと。今となっては、あまり新鮮味はないなぁ。そして、最終章の「戦国大名とキリシタン」の下りは、この本の主旨としては、不要な議論たと思いました。2018/10/13

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