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新人物ブックス
韓国人は日本人をどう思っているのか―いつまでたっても解けない誤解はこうして生まれた

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784404039248
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0036

内容説明

「日本人は残忍だ」「日本人は裏表があるから信用できない」…韓国のマスコミ、テレビなどを通じて多くの韓国人が潜在的に共有している日本(人)への憎悪イメージ。劣等意識・優越意識・被害意識が混在したこうしたイメージはなぜ生まれたのか。具体例をあげながら解き明かしていく。日本留学経験を持つ気鋭の韓国人研究者による、日韓両国が新たな一〇〇年を迎えるための提言。

目次

プロローグ 感情を排除した冷静な視野をもとめて
第1章 「日本」という鏡を通してみた韓国人の肖像(韓国での「日本(人)」論
劣等意識
優越意識
被害意識)
第2章 「日本人」をどうみるか(正直で信用がある日本人;裏表がある日本人;冷たい日本人;残忍な日本人;相手を軽くあつかう日本人;曖昧模糊としている日本人;西洋人の男性を好む日本人の女性;在日韓国(朝鮮)人を差別している日本人)
第3章 「日本文化」をどうとらえているか(職人気質―世襲をみる韓国人の目;日本化―日本の文化を認めたくない意識 ほか)
エピローグ 「悲しみ」や「痛み」に「共感」する

著者等紹介

朴相鉉[パクサンヒョン]
1969年、韓国生まれ。北海道大学大学院で歴史地域文化学を専攻し、2003年同大学大学院で博士学位を取得(文学博士)。現在、慶煕サイバー大学(ソウル所在)日本学科教授。いままで万葉集を中心として古代東アジアの古代文化を研究してきた。最近では「翻訳」をキーワードにして帝国日本と植民地朝鮮の問題についても研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

6
図書館にて。2010年刊行。著者は1969年生まれ、北大で博士号を取り、刊行当時は慶熙サイバー大の日本学科教授。著者は本書に先んじて『韓国人にとって「日本」とは何か』を韓国で出版しているが、本書はその翻訳ではないそうな▲韓国で刊行されているポピュラーな日本(人)論を取り上げ、韓国人が日本に抱く紋切り型なイメージを並べている。劣等意識(経済や文化に対して)・優越意識(古代史や儒教的道徳)・被害者意識がベースにある▲やはり道徳的な優越感がわかりにくすぎる。「正しさ」アピールに実情が伴ってない感じ。2019/09/16

AKIKO-WILL

4
タイトルからあまり良い事は書かれていないかも?と思いながらも読んでみました。他の本の引用が多くて、それもあまり色んな本からではなく、同じ本からの引用なので偏っている感じがしました!著者が日本で留学していた事などもっと著者自身の意見が知りたかったです。この本を読み、まだまだ日韓の深い溝はそう簡単に埋める事は出来ないけど、対話を止めてしまうことだけは避けたいな。と思う。韓国が日本に対してどう思っているのか?少しでもお互いに歩みよりしていく事は大切です。知らない、分からないではいけない。この本だけでなく色んな人2014/01/05

ecuas

1
田麗玉氏の「悲しい日本人」などからの引用にコメントを追記する形で日本人論を展開させているが、いずれのエピソードも単なる個人の雑感に過ぎないため、それでは何の理解にも繋がらないように感じる。わかるのはそういうふうに振る舞う日本人がその当時そこにいた、ということだけ。 他国の文化を理解しようとせず自国礼賛に満ちている引用元の文章を、筆者が韓国人の立場から否定することで、日韓両者の溝を埋めようとする意図は感じられるが、どうにも奏功していない。逆に韓国人に対し安直なカテゴライズをしそうになる。注意したい。2021/06/28

yomihajime

1
ちょっとステレオタイプの日本人論。著者は1969年生まれというから80年代後半に大学生という世代。日本に対する劣等意識、優越意識、被害意識。日本文化を模倣の文化と見下げつつもそれはコンプレックスの裏返しというのはその通りだと。しかしいやおうもなく日本化している自国をみると悔しい思いがこみ上げてくるのは理解できる。2013/05/03

tada shohei

1
★3 日本人に対して、憧れる反面、軽蔑もしてる、というのが一般的なコリアンの感覚か?韓国では割勘をしないらしい。これは初耳。しかし、知り合いの韓国人に聞いたら、「いや、割勘、するし」って答えられたから、この本、どこを信じたらいいかわからなくなった。2010/11/12

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