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メタ認知的アプローチによる学ぶ技術

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422113449
  • NDC分類 141.33
  • Cコード C0011

出版社内容情報

【内容紹介】
「メタ認知」という無意識メカニズムを上手にコントロールすることで、効率のよい学習法を説いた一般向けの本。認知心理学の視点から「学ぶ」という行為の仕組みを明らかにした後、実際的な学習方法へと導く構成。元来専門的で難解な理論を、図版や身近な事例をまじえ、平易な言葉で巧みに解説する。脳科学研究の世界的権威である著者が、親や教師、学生だけでなく、自己の能力を高める必要のあるすべての大人のために著した。

【詳細目次】
はじめに
第1章 経験のもつさまざまな側面
 1.試験で満点を取ることが学んだことにはならない
 2.株の暴落から学ぶべきこと
 3.学習する時、脳の中ではどんなことが起きるのだろう
 4.視覚的な経験
 5.学ぶことはどんな意味をもっているのか

第2章 学ぶことの喜びと利点
 1.知識の変化形
 2.学習における幼児期の熱意から反抗まで
 3.私たちが学ぶのは何のためなのか

第3章 学習の方法
 1.さまざまな学習レベル
 2.パブロフの犬から道路標識まで
 3.連想によって学ぶ
 4.連想の鎖はどのようにして結びつけるのか
 5.集合によって学ぶ
 6.無用な学習はどのようにして忘れるのか

第4章 最初の発見から学習法を学ぶまで
 1.発見の喜び
 2.組み立てることの重要さ
 3.自分の学習体験を一般化する能力
 4.学ぶ人の学習の場を設定すること
 5.学習法を学ぶこと - 幼児から大人まで

第5章 認識のワナからその管理統制まで
 1.主観的な体験のワナ
 2.知能の錯覚(イリュージョン)
 3.メタ認知、あるいは思考法を考えること

第6章 知能の働き
 1.知能の論理
 2.視点を変えること
 3.脚本、知能のシナリオと物語(ナレーション)
 4.映画のように

第7章 思考スタイル
 1.各人各様の考え方
 2.さまざまな学習方法
 3.知能のコントロール
 4.他人の考え方を知ること

第8章 思考スタイルを考慮に入れる
 1.スロータイプ
 2.クイックタイプ
 3.ピグマリオン効果

第9章 より上手に学ぶための方法
 1.学ぶことは情報を収集すること
 2.情報を編集する能力
 3.上手に学ぶための四原則
 4.キーワードを見つけ出す能力
 5.言葉を学ぶ

第10章 変わりゆく世界に適応する
 1.文化の伝承
 2.学習する大人たち
 3.自己形成と自助努力
 4.学習する組織、企業
 5.学習の障壁
 6.どんな年齢でも学べる
 むすび訳者あとがき

〈コラム〉                     
1.経験のさまざまな側面
2.マズローによる欲求階層
3.遊びながら学ぶこと
4.再構成するか、それとも初めから構成しなおすのか
5.メタ認知と神経言語学プログラム
6.暗算する方法
7.個々人の学習スタイル
8.思考スタイルを考慮に入れる
9.学習の不安と抵抗
10.速読の練習
11.第二外国語をより上手に学ぶための一〇箇条
12.自己形成の学習プロジェクトのバランスシート
13.自己防衛の発見

内容説明

脳科学研究の世界的権威である著者が、親や教師、学生だけでなく、自己の能力を高める必要のあるすべての大人のために説く「学習法を学ぶ」テクニック。認知心理学の視点からアプローチした、『覚える技術』『論理的思考の技術』につづく三部作の完結篇。

目次

第1章 経験のもつさまざまな側面
第2章 学ぶことの喜びと利点
第3章 学習の方法
第4章 最初の発見から学習法を学ぶまで
第5章 認識のワナからその管理統制まで
第6章 知能の働き
第7章 思考スタイル
第8章 思考スタイルを考慮に入れる
第9章 より上手に学ぶための方法
第10章 変わりゆく世界に適応する

著者等紹介

オリヴェリオ,アルベルト[オリヴェリオ,アルベルト][Oliverio,Alberto]
ローマ大学(ラ・サピエンツァ校)教授(心理学)。精神生物学・精神薬理学研究所所長。脳科学の世界的権威で長年、人間の知能、記憶、感情の関係について興味を抱き研究を続けている

川本英明[カワモトヒデアキ]
1955年奈良県生まれ。早稲田大学在学中よりイタリア語とイタリア文学を学ぶ。ペルージャ国際大学留学後、イタリア文学・映画の研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

4
脳科学やメタ認知に関する著者の知見に基づいた様々な効果的な学習方法が述べられている。コツコツと積み重ねてゆく垂直的学習よりも分野を跨いで関連する知識を(メタ認知的に)水平的に学んでいく方が学習効果が高いということに納得。また、メタ認知は、学習法を学ぶ場合のみならず、思考法を考える時 や何かに注意したり集中したりする時にも必要な能力であると。さらに、メタ認知とNLPとメタコミュニケーションとの関係についても[コラムとして]わかり易く解説されている。再々読候補本の1つ。2011/06/30

うにょ

0
効果的に学ぶために、情報を図式化して編集する。その際、互いの情報を相互に関連づけたり、既有知識と関連づけたりするとより効果的。2017/12/19

ぐだぐだ

0
9章だけ後でもう一回読も。2016/07/24

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