内容説明
夢の中には、その人の人生にかかわる数々の示唆が隠されている。ユング派の『個性化の過程』を意識した夢分析を行うことで、現代人の抱えるさまざまな心の問題と向き合い、解決への糸口を探るきっかけを教えてくれる一冊。
目次
第1部 夢のイメージを聴く(教育分析の中で―親からの分離の完成と「個性化の過程」の始まり;自己分析の中で―人生後半に続く「個性化の過程」)
第2部 死についての覚書(死についての考察;夢は死をどのように伝えるか;夢が死について語っていること(まとめ))
著者等紹介
誉田俊郎[ホンダトシロウ]
大分県で生まれる(1932)。新制京都大学文学部・独文科卒業(1955)。その後兵庫県・大阪府の公立高校教諭を30年間歴任した後、退職(1985)。以後心理臨床の分野に転じる。大阪芸術大学や大阪学院大学の学生相談室の専任カウンセラー・非常勤講師(心理学)、また関西カウンセリング・センターのカウンセリング実習室スーパーバイザー・講師を勤める一方、「関西いのちの電話」では35年間悩みの相談ボランティアを勤めた。公的活動の傍ら、私設の心理相談室「メンタルケア天王寺」を開設し(1998)所長として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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