タバコの歴史

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タバコの歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784469212174
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C3020

内容説明

匿名でタバコ攻撃の一文を発した国王、万能薬と持ち上げた医者たち…。タバコは16世紀に新大陸からもたらされるや、毀誉半ばしつつ世界中に広まり、やがて一大商品となる。波乱に富んだ人とタバコの数世紀を、文化史・産業史の両面から描いたタバコの正史。

目次

第1部 タバコ文化の発生と伝播(タバコを喫うマヤの神々;先スペイン時代の新世界におけるタバコ;タバコの種と摂取方法;新世界からヨーロッパへ ほか)
第2部 タバコ産業の発展(絶対王政のタバコ統制;市民革命の時代とシガー;アメリカ・タバコ産業の興隆;近代社会とシガレット ほか)
第3部 巨大タバコ多国籍企業の時代(巨大タバコ多国籍企業による世界市場支配の現状;アメリカ・タバコ・トラストの成立;米英タバコ戦争とBAT社の設立;英米タバコ・トラストの日本上陸と専売制 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柳 真佐域

12
ほえ~400年の歴史って意外に浅い。アメリカから広がったのか。スナッフ、シガーってシガレットじゃないのか?煙草が医学的、儀式的に使用していたというのは、何となく理解していたが、煙草を飲む(食べる)というのは初めて知った。煙草を薬として、病気の予防に、摂取する一方で、悪と断定して、排除しようとしていた動きが、昔からあったことに驚いた。煙草が病を癒すというのは、酒呑みがアルコールで体を消毒しているんだという理屈に他ならない。悪臭を振り撒くから、鼻孔を切り裂く刑、ヒェッ。2019/06/09

ポルターガイスト

3
20年以上前の本だが喫煙に感する史料が豊富に取り上げられて助かった。ただモノ歴史としては典型的な失敗をしている不完全作だと思う。「たばこ」以外に一貫する軸がないせいで,史料が少なめの前近代パートはまだしも,現代に近づくにつれ膨大な観点をカバーしきれなくなり,スカスカ感が出てくる。「喫煙という文化が人びとにどのようにまなざされてきたか」とかをテーマに据えたらもっと重厚な作品になったのでは。ただ,筆者の意図はそんな本をつくるところになく,別にあったのだろう。2022/08/25

Hisashi Tokunaga

0
メモ再読;万延元年の遣米使節に使われたポーハタン号と咸臨丸だ。ここで「ポーハタン」だが、イギリス最初の北米植民地ヴァージニア、本国へ送り出せる物資が産出できず植民地建設が失敗に終わろうとしていた所に、タバコの栽培に成功して救ったのがジョン・ロルフ。ロルフが失った妻ののちに1614年に再婚したのがウエロヴァンス族酋長ポーハタンの娘ポカホンタスだった。先住民との平和が保たれたロマンスだった。(追記) 本居宣長ー「敷島」「大和」「朝日」「山桜」これが紙巻きたばこのスタートだった!2018/11/11

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