ちくま新書<br> 持続可能な福祉社会―「もうひとつの日本」の構想

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ちくま新書
持続可能な福祉社会―「もうひとつの日本」の構想

  • 広井 良典【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 筑摩書房(2006/07発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480063113
  • NDC分類 364
  • Cコード C0236

出版社内容情報

誰もが共通のスタートラインに立つには、どんな制度が必要か。個人の生活保障や分配の公正が実現され、環境制約とも両立する、持続可能な福祉社会を具体的に構想する。

内容説明

かつての日本社会には、終身雇用の会社と強固で安定した家族という「見えない社会保障」があり、それは限りない経済成長と不可分のものだった。経済成長という前提が崩れ、「定常型社会」となりつつある今、再分配のシステムである「福祉」を根底から考え直す必要がある。本書は、「人生前半の社会保障」という新たなコンセプトとともに社会保障・教育改革の具体的道筋を示し、環境制約との調和、コミュニティの再生を含みこんだ、「持続可能な福祉社会」像をトータルかつ大胆に提示する。

目次

プロローグ 「人生前半の社会保障」とは
第1章 ライフサイクル論
第2章 社会保障論/雇用論
第3章 教育論/「若者基礎年金」論
第4章 福祉国家論/再分配論
第5章 定常型社会論/資本主義論
第6章 環境論/総合政策論
第7章 コミュニティ論
エピローグ グローバル定常型社会へ

著者等紹介

広井良典[ヒロイヨシノリ]
1961年岡山市生まれ。東京大学大学院修士課程修了後、厚生省勤務をへて、96年より千葉大学法経学部助教授、2003年より同教授。社会保障や環境、医療に関する政策研究から、時間、ケア等の主題をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Francis

13
2006年に書かれた本。経済成長が終わり、成熟社会になった後の日本の社会保障はどうあるべきかを論じる。若者基礎年金と言うベーシック・インカム、環境税の導入、格差是正のためにこれまでのフローへの課税から相続税などのストックへの課税に移行すべきであることなどを説く。巻末のコミュニティに関する論考はとても面白い。日本はなぜ社会的孤立の率が高いのかを稲作社会で発達してきた日本の農村社会の人間関係が現代日本でも様々な形で継続しているから、としている。これからの日本のコミュニティの在り方を巡り一石を投じる議論。2016/12/09

みそさざえ

5
持続可能な福祉社会の実現にはをれを可能とするコミュニティ=関係性が存在するかどうかであり、その点に関しては日本はまだ成熟していないという筆者の意見にうなづきながらも危惧を覚える。それには昔ながらのウチとソトの関係性が強くあるわけだが、この関係性を今後外へと開いたものにしていくのはそう簡単ではない気がする。2015/07/06

悠木

3
経済成長を前提とした従来の社会保障は定常型社会において転換を求められているという00年代の本。教育・仕事・老後と明確に区切られたライフサイクルからそれぞれが混ざりあったものへ、ムラ共同体的社会から自立した個人が構成する社会への転換。雇用・年金・医療だけでなく教育・環境・コミュニティと幅広い議論を展開。民主党政権成立前夜の雰囲気を思い出すような内容だった。2023/04/29

だいすけ

2
時間がかかったが、なんとか読了。人生前半の社会保障。確かに従来の社会保障のメインターゲットは高齢期など人生後半のものだと理解していた。でも、ゼロ経済成長時代にあっては、ますます人生前半の社会保障に焦点があたってくるとのこと。事後的に不公平を是正するのも大切だが、もっとこの国には機会均等を達成する努力が求められていると思う。2017/04/30

脳疣沼

2
反対はしないけどね。でも、そんな社会作れるんですか?という話になる。結局、人ってその時々の環境によって、無理矢理適合されるんじゃなかろうか?例えば、国家が崩壊(ソビエトみたいに)して、すごーく貧乏社会になって、しょうがなく人々が寄り集まって協力し合うようになり、コミュニティが形成されるとか、そういう話。そういうことが起きない限り、人々の繋がり方なんて変わらない気がする。私はものすごく悲観的だ。2017/02/24

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