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ちくま学芸文庫
レオナルド・ダ・ヴィンチ論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480095565
  • NDC分類 702.37
  • Cコード C0170

出版社内容情報

レオナルドの創造の謎に魅せられて、その解明の試みに全精神を注ぐヴァレリー ――認識の極限にくり広げられるスリリングな〈精神の劇〉。新訳。

内容説明

レオナルドは、精神の地平を決定的に画する存在として、ヴァレリーの心から終生離れることのなかった芸術家だった。レオナルドのデッサンと文章に見られるダイナミックな精神運動に魅せられたヴァレリーは、そのメカニズムを解明するためにレオナルドの方法を再建すべく試みる。天才の“肖像”を描くことに全力を注ぐヴァレリーを待ちうけていたのは、科学と芸術をめぐる認識の極限にくり広げられるスリリングな“精神の劇”だった。ヴァレリーの思考と美学のすべてを映し出す三篇、およびVues収録の二篇を新訳で収める。

目次

レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説
覚書と余談
レオナルドと哲学者たち
レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿集

著者等紹介

ヴァレリー,ポール[ヴァレリー,ポール] [Val´ery,Paul]
1871年、南仏地中海沿岸のセットに生まれる。モンペリエ大学法学部に入学、ユイスマンス『さかしま』を読み、引用されたマラルメの詩に感動する。ピエール・ルイスやジッドと知り合い、91年にマラルメ宅を訪問。92年、伝説的な“ジェノヴァの夜”。94年、『カイエ』を書きはじめる。1917年、『若きパルク』を刊行、名声を得る。25年、アカデミー・フランセーズ会員に選出され、フランスの代表的知性と謳われた。45年、死去

塚本昌則[ツカモトマサノリ]
東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

9
『レオナルド・ダ・ヴィンチの方法』岩波文庫は読んだことがある。これはちょっと変わった組み方になっているので気になった読んだ。ページの背表紙がわに本文があり、余白部分にヴァレリーが後年につけたメモが別に載っている。自分が書いたテクストをベースにさらに書いていく様がモンテーニュを想起させる。とはいえ、やはりヴァレリーのレオナルド論は何言ってるのかさっぱり分からん。一緒に収められているちょっとしたレオナルド論にはいくつかまだ読めるものがある。訳者解説が充実している。2014/01/15

hideaki

0
レオナルド・ダ・ヴィンチの残した業績に、理想的な人間の能力のついて仮説を投影し分析2014/04/20

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