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ちくま文庫
宮台教授の就活原論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480432087
  • NDC分類 336.42
  • Cコード C0136

出版社内容情報

社会のこと、働くこと、就職活動、すべてを串刺しにした画期的就活論。これから社会に出る若者はもちろん、全社会人のための必読書。

内容説明

今、日本の社会はどうなっているのか?職場で本当に求められている資質は何か?就職活動をどう乗り切ればいいのか?仕事に何を期待すればいいのか?社会学者として、大学の就職支援委員会委員長の経験も基に、社会、仕事、就活、すべてを串刺しにして語った画期的就活論。これから社会に出る若者はもちろん、働くことを見つめ直したい社会人のための必読書。

目次

第1章 なによりも“適応力”が求められている
第2章 仕事は自己実現の最良の方法ではない
第3章 自己実現より“ホームベース”を作れ
第4章 自分にぴったりの仕事なんてない
第5章 CMと就職情報サイトに踊らされない仕事選び
第6章 就職できる人間になる“脱ヘタレ”の心得
第7章 社会がヘタレを生んでいる
第8章 すぐには役立たない就活マニュアル

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
社会学者。1959年仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。首都大学東京教授。社会システム理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒダン

12
すごい奴に感染することでまずはひとかどの人物になりなさいという方針や、共同体の空洞化問題など『日本の難点』で読んだ主張が繰り返されている。この本の方が個人向けなので身近な話題も多く、それらの知っていた言葉の理解も深くなった。ホームベースを作れと言う第三章の話はいいこと聞いたなと思うと同時に自分の感覚にしっくりくる感じがした。ミメーシスが重要であることには納得しているが、そういう機会を持つことは、実はとても難しいのではないだろうか。この実感は自分にとって切実な問題なのかもしれないという気がする。2016/08/02

GREENMAN

9
面白かった。仕事を「自己実現の場」とする若者の増加の理由が「ホーム」としてのコミュニティの喪失と関わってるという意見になるほどなぁと。それにしてもこの現代の状況でいまだに「男性の育児休暇を唱えるには日本にはまだ早計である」という意見があるのかと驚愕。もう遅すぎるという作者の意見に共感。女性を男性のように働かせるのではなく、男性を女性のように働かせる。男女ともに働きやすい社会になるのはあと何年先なのか…そもそも日本にそんな時代が来るのだろうか…早く来てほしい…2014/09/19

ゆうきなかもと

8
面白かった! ホームベースを持つことの大切さ。相手のコンテクストを読み取ろうとする態度を身につけることの大切さ。 この2つが大切なんだと思った。2021/08/07

run

7
面白かった。これは就活生じゃなくて、新大学生が読むと良い本。2016/04/23

Nobuko Hashimoto

7
あまり食指が動かない著者だが、この本は興味深かった。就活事情や就活小技マニュアルではない。社会学の理論を練り込んで、根本的に社会を捉え直し、考え方や行動を見直していこうと熱く説く。社会人が読んでも生き方や働き方や社会との関わり方を見つめ直すヒントを得られる。自己陶酔な部分もあるし、賞賛する人物像がやや極端な気もするが、そこは著者自身、この本に依存するなと言っていることだし、きちんと読んで理解して行動できる学生(読者)なら問題ないだろう。2014/10/10

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