ちくまプリマー新書
進化論の5つの謎―いかにして人間になるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687876
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0245

内容説明

「進化する」とは、いったいどういうことか?そもそも最初の細胞は、物質からどうやって発生したのか?多細胞生物はどのように出現したのか?大分類はどのように生じたのか?意識とは?理性とは?5つの謎に挑み、いかに生きるかを考える。

目次

序章 おとなになること、進化すること
第1章 進化論は科学ではない?
第2章 進化論の五つの謎
第3章 性と文化の深い関係
第4章 人類はイヌとともに進化した
第5章 物質から生命が発生する
終章 生きるということ

著者等紹介

船木亨[フナキトオル]
1952年東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。同大学院博士課程修了。博士(東京大学)。熊本大学文学部教授を経て、専修大学文学部教授。おもに現代フランス哲学に参照しながら、人間がそこで自己を理解していく倫理的形而上学的空間の様相をあきらかにしようとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syota

25
図書館のYA(ヤングアダルト)コーナーから借りてきたが、内容は全然YAなんかじゃない(汗) こんなに読むのが大変だったのは久しぶり。哲学的観点から進化論を批判的に俯瞰し、生物の「意識」に関する掘り下げた考察にまで至っている。生物学の皮をかぶった哲学書だ。例えば「イヌとはひとつの種ではなく、ただの動物でもなく、ある種の道具であり、機械であり、奴隷である」という具合。個人的には、人間の本質に迫る切り口として斬新だとは思うものの、生物学を哲学の観点から批判することに最後まで違和感を拭えなかった。2019/07/03

miho

9
進化論を哲学的観念から述べているものでプリマー新書といえど少し難解。ダーウィンの進化論が聖書に反するとして反感をかってるのは知っていたけど具体的にどこがまずいのかは知らなかったので勉強になった。進化論、自然科学であり生物学であり歴史学でありひとつの思想でもある。違う観点から切り込んだ本も読んでみたい。2017/04/22

くまこ

8
序章の、「ポケモンは進化ではなく変態だ」というフレーズに一目惚れして読んでみた。自然科学ではなく、主に倫理学、哲学、思想という視点から書かれた学術エッセイとして捉えれば、さほど読みにくいとは思わなかった。子どもが大人になるというのはどういうことか、進化論に絡めて書いてるくだりは面白かった。2013/05/07

thinkeroid

3
意外にもいい本だった。生物学の知識に基づいて私が進化について考えてきたことと重なる。考えてこなければ読めないだろう。ドゥルーズとダーウィンの思想は重なるかもしれないが、それならば私はダーウィンを選ぶ。2009/03/09

takao

1
ふむ2022/05/10

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