出版社内容情報
「自分は文系(理系)」は殆ど思い込み。素直に見れば自然はこんなに感動に満ちている。「文理(芸)融合」精神で豊かに生きよう。
内容説明
学校の成績だけで「自分は文系(理系)」と決め付けていませんか?公式も暗記も必要ない。素直に見わたせば、世界はこんなに感動に満ちていて、すべてはつながっている。「文理(芸)融合」の精神で豊かに生きよう。
目次
第1章 何のために勉強するのか(何のために勉強するのか;「筋道立てて考える」ということ ほか)
第2章 「数学、物理が苦手だから文系へ」という人に(数学は面白い;数の恩恵 ほか)
第3章 ものの見え方と見方(ものが“見える”ということ;可視光の範囲は偶然か? ほか)
第4章 つまらない勉強が面白くなる(こんなに面白い日本史と世界史;二酸化炭素で地球が温暖化? ほか)
著者等紹介
志村史夫[シムラフミオ]
昭和23(1948)年、東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了(無機材料工学)、名古屋大学工学博士(応用物理)。現在、静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授。日本とアメリカで長らく半導体結晶の研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひよピパパ
26
副題に「人生を豊かにするヒント」とあるように、文系、理系の片方に偏ることなく、「文理芸融合」の精神で学んでいくことの必要性を説いた書。今後益々学問分野の垣根を超えた横断的な知が求められるようになることを実感した。「物事を、自分の頭できちんと筋道を立てて考えることができるようになる」と、学ぶことの意義について寅さんの挿話を交えて語られているところも印象的。科学ネタも随所にあって面白い。2021/06/12
ステビア
21
文理芸融合2021/09/06
とびを
16
んー期待していたのと違うなー具体例しかなかった。2015/11/03
りょうみや
11
受験科目の出来、不出来だけで理系、文系を決めるのはもったいないし、今の世の中は理系の視点、文系の視点両方を持つことが必要という趣旨。本書の大半は理系科目が苦手な文系の人に数学、物理の面白さを説く内容になっている。個人的には数学が好き、得意な人でも文系領域でその能力がいかせることを伝える内容がわずかで残念。私もアメリカのように大学の理系・文系の区別はなくすべきで、すなわちどんな学科でも受験科目に英数国は必須だと常々思っている。2016/09/27
まるりー
11
小分けにして読んだため、しっかり読めた感がない。残念。作者の先生の授業はおもしろそう。息子にも薦めたが、拒否。将来大人になって困った時に対応できる知識を持っていることは強味。そのためのお勉強をしているのだ、と説く。筋道をたて考えること、1つのことに捕われず、他に関連することと合わせると楽しい、など物事の考え方を学んだ。2015/12/08