終わりなき対話〈1〉複数性の言葉(エクリチュールの言葉)

個数:

終わりなき対話〈1〉複数性の言葉(エクリチュールの言葉)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月07日 23時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480775511
  • NDC分類 954
  • Cコード C0098

出版社内容情報

文学とは何か、批評とは何か、そも言語活動はいかにして可能なのか? その根源に沈潜し、声なき声を響かせる。20世紀文学史上最大の問題作、全訳待望の刊行開始。

モーリス・ブランショ[ブランショ,モーリス]

湯浅 博雄[ユアサ ヒロオ]

上田 和彦[ウエダ カズヒコ]

郷原 佳以[ゴウハラ カイ]

内容説明

文学、批評、哲学とは、何をなすべきものなのか。そもそもそれらを語るための言語活動とはいかにして可能なのか?語ることと書くことの根源に深く沈潜し、すべてが不可能となる境域に彷徨い、その不可能性と徹底的に対峙しつづける。この思考はどこへ向かい、いかなる場所に辿り着くのか?戦後フランスを代表する作家モーリス・ブランショ最大の著書にして、20世紀文学史上比類なき評論集。原著刊行から半世紀を経て、ついに全訳刊行開始。

目次

1 思考と不連続性の要請
2 このうえなく深い問い
3 言葉を語ることは見ることではない
4 大いなる拒否
5 未知なるものを知ること
6 言葉を保ち続ける
7 第三類の関係―地平のない人間
8 中断―リーマン面のうえにいるように
9 複数性の言葉

著者等紹介

ブランショ,モーリス[ブランショ,モーリス] [Blanchot,Maurice]
1907年‐2003年。両大戦間期、非順応的な右派の若手の論客として知られる。その傍ら小説を書き始め、戦中には思想的立場を転換し、レヴィナス、バタイユらと親交を深めながら、文学のみならず哲学・思想にも関わる評論を書くようになる。戦後は創作とともに、マラルメ、カフカなどを読み、ヘーゲル、ハイデガーと対決しながら、書くとはどういうことかを問い、文学・芸術の根本的、本質的諸問題に関わる評論を数多く発表した。また、アルジェリア独立戦争および68年5月「革命」に際しては、鋭く体制を批判する発言と活動を行い、その後も拒否の精神を示し続けた

湯浅博雄[ユアサヒロオ]
1947年香川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科仏文学専攻博士課程単位取得。パリ第3大学大学院に留学。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授を経て、同名誉教授

上田和彦[ウエダカズヒコ]
1964年熊本県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科仏語仏文学博士課程修了。ストラスブール人文科学大学大学院に留学、現在は関西学院大学法学部教授

郷原佳以[ゴウハラカイ]
1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。パリ第7大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nranjen

5
図書館本。「思想と不連続性の要請」がヒット。論述(エクスポゼ)でなぜ説明されたことになるのか大学に入ってからずっと疑問に思っていた。そしてそれぞれの哲学者の言説の形式の違いにも驚いていた。また伝達における「捻れ」という概念はまさにそのものを言い表していると思う。2019/08/19

アルゴス

2
これまでなぜ翻訳されていなかったのか不思議なほど、ブランショの思想の中核を示す重要な著作。翻訳刊行をまずは祝いたい。第一巻の本書は導入部分、レヴィナスの影響が大きいことがよく分かる。翻訳も読みやすい。お勧め本である。 ★★★★2017/11/22

元よしだ

0
一回目読了~ 次は二回目。。 ブランショを教えていただいた内田樹さんに感謝!!!2017/07/28

eraser head

0
言語活動における対話は、明確な起点も終点も存在しないものであるだろう。人は、言葉を過不足なく使うことができず、常に言い足りないか、言い過ぎるのだから。これは、ここに書かれた文章のように、一人で黙ってスマホのキーボードを操作している間にも生じていることで、的確な感想を書こうと集中しつつも、全く的外れなことを書いてるのではないかという懸念にも囚われている。つまり、自らの言語活動に限界があるという意識によって、人は対話に疲労した存在である。しかし、この疲労がなければ人は言語活動することもなくなるのではないか。2019/04/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11235804
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。