内容説明
アジア経済の全体像がわかる必読テキスト。米国発の同時不況による影響まで網羅した、待望の全面改訂版。
目次
第1部 NIES(韓国―危機と改革;台湾―高度化する受託製造、深まる中国との関係;香港―変容する自由放任主義;シンガポール―都市国家の開発体制)
第2部 東南アジア(タイ―開かれた国家の経済発展戦略;マレーシア―先進国入りを模索する多民族国家;インドネシア―新しい成長基盤形成への期待;フィリピン―経済成長への新たなチャレンジ;華人経済―在外華人は東南アジアをどう変えたか)
第3部 アジア社会主義国(中国―中国型資本主義の模索;ベトナム―脆弱性をどう克服するか;ミャンマー―計画経済から市場経済への転換)
第4部 インド亜大陸(インド―台頭するグローバル・パワー;パキスタン―持続的貧困削減に向けて;バングラデシュ―豊かさへの挑戦)
著者等紹介
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
1939年甲府市に生まれる。1963年慶應義塾大学経済学部卒業。1970年同大学大学院博士課程修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授、拓殖大学国際開発学部の初代学部長を経て、拓殖大学学長。東京工業大学名誉教授。著書に『成長のアジア 停滞のアジア』(東洋経済新報社、1985年、吉野作造賞)、『開発経済学』(日本評論社、1986年、大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(文藝春秋、1989年、アジア太平洋賞大賞)、『神経症の時代』(TBSブリタニカ、1996年、開高健賞正賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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