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開発を問い直す―転換する世界と日本の国際協力

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  • サイズ A5判/ページ数 327p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535556805
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3033

目次

第1部 開発を見直す―多様化の視点(開発を「補」う―人文学からの見直し;開発と倫理―ポスト・グローバリゼーション時代の厚生とは;現代アフリカから「開発」を考察する―政治経済学からの一つの試論;東南アジアにみる開発パラダイムの再考―脱成長の開発と「足るを知る経済」)
第2部 国際社会の援助潮流を見直す(政策支援型援助にみるワシントン・コンセンサスの意義と限界;貧困削減戦略文書のアプローチ―批判的再検討;「卒業」への道)
第3部 開発における「知」の役割(独話から対話へ―開発における公共圏の構築;開発研究における個別性と普遍性;開発実践における「無知の知」;開発機関と研究者の位相―人間の安全保障と貧困削減研究を例にして;「声なき声を聴く」検査のために)
第4部 日本の開発経験(日本の開発経験と内発的発展論;日本からの開発援助の再検討―「対話の非対称性」から「課題の同時代性」へ;開発と農村社会;わが国の災害対応―特徴、教訓および課題)

著者等紹介

西川潤[ニシカワジュン]
早稲田大学名誉教授。国際開発学会会長(2008~2011年)。早稲田大学、パリ大学で経済学、開発学を修める。国際関係学博士

下村恭民[シモムラヤスタミ]
1940年生まれ。海外経済協力基金、国際協力銀行などを経て、法政大学名誉教授。国際開発学会副会長(2008~11年)

高橋基樹[タカハシモトキ]
1959年生まれ。神戸大学国際協力研究科教授。東京大学経済学部卒業、ジョンズ・ホプキンス大学大学院修了。国際開発学会副会長(2008~11年)

野田真里[ノダマサト]
1964年生まれ。中部大学国際関係学部准教授、国際開発学会本部事務局長・理事(2008年~11年)。早稲田大学政経学部卒業、ロンドン大学LSE大学院修了、名古屋大学博士課程満了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とある本棚

9
開発協力に関する16の論文から成る。佐藤論文・戸田論文・平山論文の3本が印象に残った。佐藤論文が指摘する、「先進国の事例は途上国のモデルではなく参照軸となるべき」というポイントには頷ける。とりわけ昨今、日本の開発経験の途上国への移転という傾向が強まっているが、モデルの移植とならぬよう留意すべきだ。戸田論文の「近年のODAが短期的な数値目標に拘泥するようになった」という指摘も納得。平山論文は豊富な経験に裏打ちされたフィールドワーク論であり、実例をもとに語られる教訓は刺激的。2022/12/13

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