目次
第1部 開発を見直す―多様化の視点(開発を「補」う―人文学からの見直し;開発と倫理―ポスト・グローバリゼーション時代の厚生とは;現代アフリカから「開発」を考察する―政治経済学からの一つの試論;東南アジアにみる開発パラダイムの再考―脱成長の開発と「足るを知る経済」)
第2部 国際社会の援助潮流を見直す(政策支援型援助にみるワシントン・コンセンサスの意義と限界;貧困削減戦略文書のアプローチ―批判的再検討;「卒業」への道)
第3部 開発における「知」の役割(独話から対話へ―開発における公共圏の構築;開発研究における個別性と普遍性;開発実践における「無知の知」;開発機関と研究者の位相―人間の安全保障と貧困削減研究を例にして;「声なき声を聴く」検査のために)
第4部 日本の開発経験(日本の開発経験と内発的発展論;日本からの開発援助の再検討―「対話の非対称性」から「課題の同時代性」へ;開発と農村社会;わが国の災害対応―特徴、教訓および課題)
著者等紹介
西川潤[ニシカワジュン]
早稲田大学名誉教授。国際開発学会会長(2008~2011年)。早稲田大学、パリ大学で経済学、開発学を修める。国際関係学博士
下村恭民[シモムラヤスタミ]
1940年生まれ。海外経済協力基金、国際協力銀行などを経て、法政大学名誉教授。国際開発学会副会長(2008~11年)
高橋基樹[タカハシモトキ]
1959年生まれ。神戸大学国際協力研究科教授。東京大学経済学部卒業、ジョンズ・ホプキンス大学大学院修了。国際開発学会副会長(2008~11年)
野田真里[ノダマサト]
1964年生まれ。中部大学国際関係学部准教授、国際開発学会本部事務局長・理事(2008年~11年)。早稲田大学政経学部卒業、ロンドン大学LSE大学院修了、名古屋大学博士課程満了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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