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文庫クセジュ
言語政策とは何か

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  • サイズ 新書判/ページ数 167,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560058299
  • NDC分類 802
  • Cコード C1280

出版社内容情報

「国語」や「標準語」は、どのようなメカニズムでつくられるのか? 本書は、言語政策とその科学的方法を詳しく紹介し、言語と社会の関係を考察するための明快な視座を提供する。

内容説明

「国語」や「標準語」は、どのようなメカニズムから作りだされるのか。本書は、社会言語学の分野で二十世紀後半に誕生をみた言語政策という新しい考えを紹介し、その科学的実践方法を具体的に詳しく解説することで、言語と社会の関係を考察するための明快な視座を提供する。多言語主義やクレオール文化を考えるためにも必読の書。

目次

第1章 言語政策の起源
第2章 多言語状況の類型化
第3章 言語計画の道具
第4章 一言語への働きかけ(コーパス)
第5章 諸言語間の関係への働きかけ(ステータス)
結論

著者等紹介

西山教行[ニシヤマノリユキ]
1961年生。1991年明治大学大学院文学研究科仏文学専攻博士後期課程満期退学。新潟大学経済学部助教授。フランス語教育学・言語政策・フランコフォニー専攻。主要著書に『ヌーヴェル・シャンソンによる現代フランス語スケッチ』(共著、第三書房、1997年)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

livre_film2020

33
大学で言語を専門として学んでいた身として、この本は総括といった印象を受けた。専門用語があまり解説もなくバンバン出てくるし、数年前の記憶は朧げだったためGoogle先生なしでは読み進められなかった。よって、入門書とは言えない。ある程度この分野を学んでいる必要があるだろう。何が面白いって、現在日本におけるフラ語学習者はフランスの言語政策の裏も知っていてなお学んでいる人が多いという点だ。政策よりも魅力で言語は普及していくのかもしれない。2021/11/09

おとや

2
「価値中立性」を基本姿勢とする筆者の姿勢には同意できるが、「コーパスからステータスへの移行は、言語政策の進展を示しているとともに、言語の科学の進展をも示している」という主張には容易には頷けない。2010/01/30

Nobu A

1
日本語教育に携わって約15年。アメリカや日本の日本語教育の趨勢に大きく関わって来た言語政策を少し勉強しようと思って手に取った図書館本。しかし、理解力のなさか、翻訳があまりよくないのか(失礼!)、それとも原作が?スキーマもあまり活性化せず、消化不良(苦笑)。難解と言うか、面白くないと言うか、つまらなくなって途中から流し読み。もう少し具体的にどんな言語政策を行い、どんな効果や影響があったのか素人が読んでも分かりやすく解説してほしかった。今度はもう少し入門書的なのを読もう。2015/11/30

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