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茶の世界史―中国の霊薬から世界の飲み物へ

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  • サイズ B6判/ページ数 283,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560080504
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0039

内容説明

茶が作り出してきた豊かな文化。その変遷の歴史を豊富な資料をもとに東西交流という観点から描く。

目次

第1部 東から(伝説と神話に包まれて;茶の道 ほか)
第2部 西へ(異国の悪魔;世紀の馬鹿げた新商品 ほか)
第3部 珍しい物、不明な事、まちがった呼称と事実(ティーとテイ、チャとチャイ;椿(カメリア)の謎 ほか)
第4部 茶の現在―人々と地球(二枚の葉と一個の葉芽;フェア・カップ ほか)
エピローグ(友人とともに茶の瞑想を)

著者等紹介

ホーネガー,ビアトリス[ホーネガー,ビアトリス][Hohenegger,Beatrice]
ロサンゼルス在住のアメリカ女性。ローマ大学の歴史・哲学科で修士号を取得。本書の刊行(2006年)がきっかけとなり、2009年にはUCLAのファウラー美術館から始まる「茶の文化と歴史」巡回展のゲスト・キュレーターを務める

平田紀之[ヒラタノリユキ]
1946年東京生まれ。横浜市立大学卒。翻訳家・編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

6
茶の始まりは医療用(18ページ)。病根絶に茶の研究が期待された。陸羽著3巻10章から成る『茶経』の760年頃(唐朝)に出たものが世界初の研究書(22ページ)。道教と儒教に影響された模様(24ページ)。生命の自覚と賛美の行為として茶道を捉えたという。その後飲茶の競争会(38ページ)や、鎌倉時代での闘茶(40ページ)へと波及。栄西『喫茶養生記』に、明恵(みょうえ)の茶と健康と禅について栽培しつつ普及したと(43ページ)。珠光、紹鴎、千利休。記憶力↑の茶(71ページ)。中盤~は欧米人登場。フェアトレードまで有。2012/12/30

ロボ子

3
本著は「世界史」と題にあるように、茶の起源からそれがどのように広まっていったか、また現代ではどのような価値観のもとに茶文化があるのかについて述べている 私は歴史を扱っている本に苦手意識があったのだが、本著はコンパクトにわかりやすくまとめてあったためわりにすんなりと読むことができた 特に、世界各地の「茶」を指す言葉とそこから浮かび上がってくるある疑問点に関する記述が興味深かった 茶はいまや嗜好品のひとつであるが、医療品として使われていた過去を見てみるとその香りや味に秘めた力を少なからず感じ2013/08/07

Doraneko358

1
読み終わったー!おもしろかったー!これでわしはお茶博士だ!2014/02/07

Shoichi Hirose

0
お茶の樹は1種類しかないということで、日本でも紅茶を作れるのかしらん?なんて考えたんだけど、実際にあるんですね~ 知らなかったよ!でもやっぱりいい値段するね~(>_<) https://food-drink.pintoru.com/black-tea/domestic-tea-top-picks/2017/11/26

takazou

0
茶好きにも、歴史に興味がある人にも薦められる。私は後者だが十分楽しめた。2013/06/13

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