文庫クセジュ<br> イエス

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  • サイズ 新書判/ページ数 160,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560510001
  • NDC分類 192.8
  • Cコード C1216

出版社内容情報

ナザレのイエスとは誰なのか。歴史的にどんな判断を下すことが可能か。当時の多様化したユダヤ教の中での位置付け、同時代人とのあいだの絆と隔たり、死刑の宣告理由についても考察。

内容説明

ナザレのイエスとは誰なのか。歴史的にどんな判断を下すことが可能か。当時の多様化したユダヤ教の中での位置付け、同時代人とのあいだの絆や隔たり、ピラトによって死刑を宣告された理由などについて解説する。イエスの言葉と行為を洗い直し、その全体像を再検証する。

目次

第1章 聖書釈義研究の原資料、現場と方法(研究の原資料と現状;さまざまな読み方と研究の諸方法)
第2章 序幕(幼少期の物語;洗礼者ヨハネとイエス ほか)
第3章 新しい言葉(新しい言葉の突然の出現)
第4章 救いの行為(聖書が語る奇跡)
第5章 イエスのアイデンティティを求めて(キリスト論における称号)
第6章 十字架(文学的、考古学的原資料;イエスの裁判とユダヤ人の責任;出来事の経過 ほか)
第7章 過越しの日の朝(復活という言葉)

著者等紹介

支倉崇晴[ハセクラタカハル]
1937年生まれ。1963年東京大学教養学部教養学科フランス科卒業。専門は十七世紀フランス文学・思想。東京大学名誉教授

堤安紀[ツツミヤスノリ]
1940年生まれ。1963年東京教育大学農学部農業化学科卒業。1971年リヨン・カトリック大学神学部卒業。上武大学元教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

76
イエスとはいかなる人物なのかを聖書的立場を踏まえながら、学術的に論じているという印象でした。歴史的にどのようなイエス像を判断することが可能かを追求し、言葉と行為の考察から洗い出していながらも、信仰上の保守的さがあるように感じました。どうしても信仰的要素が絡むため、主な資料を福音書にしており、キリスト教的には興味深く読めましたが、歴史上におけるイエスとはという点が若干薄いような気がします。イエスについてどのような目的で論じたかったのかが少々曖昧なため、もう少し視点をはっきりとさせて欲しかったところです。2016/07/27

ラウリスタ~

15
ナザレのイエスという一時資料が極端に乏しい人物について、四福音書が誰に向って書かれたのか(ユダヤ・キリスト教徒、ギリシア・キリスト教徒など)、そのために想定される原資料からなにが取り除かれ、なにが脚色されたのか、などを考証することで、その歴史的存在を探る。1998年に書かれた本なのだが、もちろん近年の考古学的大発見はないとはいえ、得るものは大きいのではないかと思う。ローマ帝国に危険視されないために、ピラトの責任を減らし、ユダヤ人の責任を強調するといった布教のための操作についての考察が特に面白い。2015/06/11

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

14
読友さんのレビューより。読み始めて早々に41頁目で登場した「福音書映画作家」の7文字で膝の皿が割れて、それ以上読まなくてもいいかとなってしまいそうになった。何がではなくて誰からか、イエスそのものに触れることはできない、触れることができるのは福音書映画作家たちがイエスなるカリスマから受けた影響だけ。モーセの海割りが旱魃じゃね?とこき下ろした人がいるとのことで、諸々の奇跡も映画作家たちが盛ったものなのかもね。実在したかどうかの証明より、その物語で救われ続けてる人が地球上に山といるということだ。2021/06/18

うぉーかー

13
イエスとはどのような人物なのか、それを福音書から炙り出そうと試みたもの。歴史家として述べられているものを忠実に追跡し、何が現実に痕跡をのこしたかを研究しています。遠藤周作の『イエスの生涯』に肉付けする形で読み進めれたので読んだ事ある方はすんなりと頭に入ってくると思います。2015/12/05

onisjim

2
文庫クセジュ1000巻目ということで、白水社もそれにふさわしいものを選んで出したもよう。いわゆる史的イエス研究に関する本なのだが、著者がカトリック神学者ということもあってか、けっして信仰におけるイエスを切り離したものとはなっていない印象がある。非信徒としてはそういう点を含めておもしろく読んだ。2015/05/19

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