内容説明
建国伝説からカルタゴとの死闘、帝国の拡大とカエサル、アウグスティヌスの偉業…。ローマ帝国の興亡と華やかで高度な文化をドラマティックにフルカラーで「再現」。
目次
はじめに
神話から帝国へ
ローマの政治
カエサルとガリア平定
ローマの内乱
ローマの支配者カエサル
第2の内乱
初代皇帝アウグストゥス
ローマの暮らし
奴隷が支えた帝国
偉大なるローマ帝国
ローマの遺産
著者等紹介
マッカーティ,ニック[マッカーティ,ニック][McCarty,Nick]
作家。歴史関係をはじめとして著書多数。また、BBC放送の歴史教養番組の監修など、幅広いフィールドで活躍
本村凌二[モトムラリョウジ]
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。『薄闇のローマ世界』でサントリー文芸賞、また『馬の世界史』ではJRA賞馬事文化賞を受賞。日本西洋古典学会委員、地中海学会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KUMAPON
6
花組公演『アウグストゥス』の予習のため、地元の図書館で一番読みやすそうなものを借りた。長大なローマ帝国の歴史がふんだんな絵と写真付きでコンパクトにまとめられていて、ざっと流れを掴むには最適。ちょっと自分に酔っているような大袈裟な文体も興味を掻き立てる効果があり、必要に迫られて勉強する身にはありがたかった。おかげで主な配役のイメージはバッチリ。せっかく勉強したのでこの時代のほかの作品も何か読んでみようかな。2021/06/25
akizuki
0
ダイジェスト的、絵がたくさん。題名は皇帝たちだけど、実質カエサル、アウグストゥス物語。ウェルキンゲトリクスの絵はカッコイイと思った。http://en.wikipedia.org/wiki/File:VercingetorixSurrenders.jpg2009/12/19
butapenn
0
前半はカエサル中心。帝政後期の皇帝たちについては、ほとんど記述がないのが残念。ローマ市民の生活や軍隊、奴隷などにも触れている。収録されている絵画や写真が美麗。奴隷に売られるフォルトゥナタや、カエサルに投降したウェルギンゲトリクスの腕組みポーズは一見の価値あり。2013/05/08