内容説明
日清・日露戦争へと日本が帝国列強に比肩せんとする時代に、西洋の言語学に範をとりながら、国語と国語学の確立を唱えた上田万年の講演論文集『国語のため』と『国語のため 二』を併せて収録。
目次
国語のため(国語と国家と;国語研究に就て;標準語に就きて;教育上国語学者の抛棄し居る一大要点;言語学者としての新井白石 ほか)
国語のため第二(内地雑居後に於ける語学問題;促音考;仮字名称考;形容詞考;P音考 ほか)
著者等紹介
安田敏朗[ヤスダトシアキ]
1968年神奈川県生まれ。東京大学文学部国語学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程学位取得修了。現在、一橋大学大学院言語社会研究科教員。専攻は、近代日本言語史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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