叢書・ウニベルシタス<br> メディアの歴史―ビッグバンからインターネットまで

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叢書・ウニベルシタス
メディアの歴史―ビッグバンからインターネットまで

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  • サイズ B6判/ページ数 456,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010514
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C1310

出版社内容情報

宇宙誕生以来、存在はつねにメディアとともにあった。人類の感性と意味の領野を拡張してきたメディア技術を総覧する圧倒的通史!宇宙誕生から21世紀の現在まで、存在はつねにメディアとともにあった。原初のノイズに始まり、声と像の生成、文字の発明、活版印刷、新聞雑誌・郵便のシステムをへて、写真、録音、映画、ラジオ、テレビそして最新デジタル技術に至るまで、人類の感性と意味の領野を拡張してきたメディアの歴史を唯一無二の視点で総覧する。マクルーハンやキットラーの切り開いた地平を更新する圧倒的通史!

序 言

書物の限界/意味と感覚/「マルチ」という接頭辞/諸学の基礎理論としてのメディア理論



さまざまな根源



1 ノイズ

ビッグバン/はじめに郵便ありき



2 声

洗礼式/手と口/合意か不合意か/メディアの可能性の条件としての不在/神の声、王の沈黙/初期マスメディアとしての古代の劇場/話者に死なし



3 画像

死者と画像/偶像崇拝の禁止/画像氾濫/言葉と知覚



第一の中断 メディア概念のさまざまな定義



文字の時代



4 文字

ビット、元素、バベル/緑のハインリヒが読むことを学ぶ/文字の成立/アルファベット/文字(および貨幣)文化の諸帰結/プラトンによるニューメディア批判/古くて新しいメディア批判のパラドックス/初期図書館/文字の物質性



5 活版印刷

グーテンベルク・ショック/近世の時計と新しい時間秩序/グーテンベルク聖書/初期の印刷/大量生産品としての書物批判/あらゆる人が植字工となる/識字教育と新しい印刷技術/読書は危険である/読書の意味/読書の歴史



6 新聞雑誌/郵便

作品の永遠とニュースの一過性/最初期の新聞/世論と調査報道ジャーナリズム/ボールペン/配達の問題/郵便/駅伝制度、使者、郵便馬車/ラブレター、ビジネスレター、女性秘書/タイプライターと電話



第二の中断 メディアの背後のメディア──ホスチア、貨幣、CD‐ROM



記号以前



7 写真

ギャロップする馬の知覚/写真の発明/「自然の鉛筆」としての写真/写真前史としてのカメラ・オブスクラとラテルナ・マギカ/写し絵、生き写しの絵、バルザックの写真嫌い/瞬間と客観的視線/カラー写真、レントゲン写真/心霊主義



8 録音と遠隔通信

魔の山のレコードプレーヤー/グラモフォンの発明/ヒズ・マスターズ・ヴォイス──レコード/遠方からの声──電話/言葉の流れ、電気の流れ/未婚女性の職務/砲弾ポストと遠隔通信/メディア産業──ケーブルで結ばれる世界



9 映画

ヴィクトル・ユーゴーが鉄道列車に乗る/映画の発明/映画の前史としてのパノラマ/映画産業/映画がカラーになり、喋りはじめる/ウーファとナチ映画/「異なる芸術」としての映画



第三の中断 メディアの系譜学──戦争、経済、宗教



シミュレーション‐スティミュレーション



10 ラジオ

無線通信からラジオ放送へ/メディア動員/技術が可能にする──リアルタイムでの大衆への非物質的伝達/傾聴すること、服従すること/オフからの声/主要メディアから副次メディアへ



11 テレビ

テレビへの罵詈雑言/テレビの発明/統一放送から分散した多様なチャンネルへ/テレビの平等主義礼賛/私的なもの、公的なもの/現実の構成、構成の現実



12 コンピュータ/インターネット

エニグマ/二進法からパンチカードを経て最初のコンピュータへ/ソフトウェアとハードウェア/インターネット/接続、包摂、排除/「情報過多」/語る代わりに数える/自然という本を読むことから自然という本を書くことへ/言葉が肉となる



とりあえずの終章 一つとなったマルチメディア社会における変換=交換=改宗



訳者あとがき





邦訳文献

参考文献

事項索引

人名索引

ヨッヘン・ヘーリッシュ[ヘーリッシュ ヨッヘン]
(Jochen H?risch)
1951年,北ドイツのバート・オルデスローに生まれる。デュッセルドルフ,パリ,ハイデルベルクの大学でドイツ文学,哲学,歴史などを学ぶ。『神,貨幣,幸福──ゲーテ,ケラー,トーマス・マンの教養小説における愛の論理について』(1983年)で教授資格を得る。その後,フリードリヒ・キットラーやノルベルト・ボルツらとともにドイツ・メディア論の立ち上げにかかわる。1988年以来,現在までマンハイム大学哲学部の教授として近現代ドイツ文学とメディア分析を教える。メディア論に関わる著作には『パンと葡萄酒──聖餐式の詩』(1992年),『裏か表か──貨幣の詩』(1998年),『表象の終焉──メディアの詩』(1999年)の三部作などがある。

川島 建太郎[カワシマ ケンタロウ]
1972年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。ボーフム・ルーア大学にて博士号取得。明治学院大学教養教育センター専任講師を経て,現職は慶應義塾大学文学部教授。専門は近現代ドイツ文学,メディア論。著書に『メディア論──現代ドイツにおける知のパラダイム・シフト』(共著,御茶の水書房),『「明るい部屋」の秘密──ロラン・バルトと写真の彼方へ』(共著,青弓社)ほか。

津? 正行[ツザキ マサユキ]
1973年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学,東京理科大学非常勤講師。専門は近代ドイツ演劇。論文に「ゲーアハルト・ハウプトマンの『ハムレット』改作について」,「ベルトルト・ブレヒトとハイナー・ミュラーの『ファッツァー』断片について」,翻訳にベルトルト・ブレヒト『ファッツァー』,エルフリーデ・イェリネク『スポーツ劇』など。

林 志津江[ハヤシ シヅエ]
1972年生まれ。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程単位取得退学,博士(文学)。法政大学国際文化学部教授。専門はドイツ語圏文学,文化理論,表象文化論。著書に『ドイツ文化55のキーワード』(共著,ミネルヴァ書房),論文に「抵抗あるいは不均質なドイツ語──ツェランのマドリード,ウィーン,そしてパリ」(『日独文化論考──高橋輝暁先生定年退職記念文集』所収)など。

内容説明

宇宙誕生から21世紀の現在まで、存在はつねにメディアとともにあった。原初のノイズに始まり、声と像の生成、文字の発明、活版印刷、新聞雑誌・郵便のシステムをへて、写真、録音、映画、ラジオ、テレビそして最新デジタル技術に至るまで、人類の感性と意味の領野を拡張してきたメディアの歴史を唯一無二の視点で総覧する。マクルーハンやキットラーの切り開いた地平を更新する圧倒的通史!

目次

さまざまな根源(ノイズ;声;画像)
文字の時代(文字;活版印刷;新聞雑誌/郵便)
記号以前(写真;録音と遠隔通信;映画)
シミュレーション‐スティミュレーション(ラジオ;テレビ;コンピュータ/インターネット)
とりあえずの終章 一つとなったマルチメディア社会における変換=交換=改宗

著者等紹介

ヘーリッシュ,ヨッヘン[ヘーリッシュ,ヨッヘン] [H¨orisch,Jochen]
1951年、北ドイツのバート・オルデスローに生まれる。デュッセルドルフ、パリ、ハイデルベルクの大学でドイツ文学、哲学、歴史などを学ぶ。『神、貨幣、幸福―ゲーテ、ケラー、トーマス・マンの教養小説における愛の論理について』(1983年)で教授資格を得る。その後、フリードリヒ・キットラーやノルベルト・ボルツらとともにドイツ・メディア論に立ち上げにかかわる。1988年以来、現在までマンハイム大学哲学部の教授として近現代ドイツ文学とメディア分析を教える

川島建太郎[カワシマケンタロウ]
1972年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。ボーフム・ルーア大学にて博士号取得。明治学院大学教養教育センター専任講師を経て、現職は慶應義塾大学文学部教授。専門は近現代ドイツ文学、メディア論

津〓正行[ツザキマサユキ]
1973年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学、東京理科大学非常勤講師。専門は近代ドイツ演劇

林志津江[ハヤシシズエ]
1972年生まれ。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。法政大学国際文化学部教授。専門はドイツ語圏文学、文化理論、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

26
ノイズ論重要概念無展開残念すぎるメディア本質 #感想歌 #短歌2017/04/19

はすのこ

4
壮大なスケールで語られるメディア論。ビッグバンも、声も、本書中では、同じメディアとして扱われている。もうこの時点で、この本の偉大さに気づくだろうか。2017/02/26

ゆえじん

3
タイトルに惹かれて、こんな浩瀚な書物を読んでしまった…。メディア史をビッグバンから(?)遡って記述したということなのだけれど、正直言って感想を書けるほど分からんかった。メディア論・記号論を読み漁るプロジェクトを進めながら時々、読み返したりしてみよう。2018/11/25

doji

0
膨大な時間の膨大な記述、その壮大さの中で何度も繰り返される「メディアはメッセージである」ということば。ロゼッタストーンとインターネットを並列に並べて語られると、残すということの意味が大きく変わってくる。映画『100000年後の安全』を少し思い出した。さまざまな名前やタイトルに対して、美しい、すばらしいといちいち指摘する著者のフェティッシュがとてもよかった。2017/08/18

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