内容説明
戦後アメリカ帝国のもとでの繁栄の時代は終わりを告げ、世界は貧困と衰退の時代に突入した。その歴史的過程を、米国および途上国の開発戦略を軸に検証する。
目次
第1章 天国は待てない
第2章 太陽は沈まず、賃金が上がらない場所
第3章 地上と天国の交換
第4章 援助という麻薬
第5章 神の贈り物
第6章 月光
第7章 ディエン・ビエン・フー―知は永遠なり
第8章 麦わらかごの地獄に向かって
第9章 アメリカによる宣告
第10章 遅れたものは放っておけ
第11章 巨大な火の玉
著者等紹介
アムスデン,アリス・H.[アムスデン,アリスH.][Amsden,Alice H.]
コーネル大学卒業後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で修士号と博士号を取得。その後、OECDの研究員を経て、カリフォルニア大学、コロンビア大学、ハーヴァード・ビジネス・スクールなどで教壇に立ち、同時に、世界銀行やOECDなどの国連諸機関でコンサルタントも務める。2002年、「レオンチェフ賞」を受賞。現在、マサチューセッツ工科大学(MIT)の都市研究・計画学部、バートン・L.ウェラー記念教授(政治経済学)
原田太津男[ハラダタツオ]
1964年生まれ。1987年、同志社大学法学部政治学科卒業。1995年、大阪市立大学経済学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、中部大学国際関係学部教授。専攻は世界経済論
尹春志[ユンチュンジ]
1967年生まれ。1991年、京都大学経済学部卒業。1997年、京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。山口大学経済学部教授を経て、西南学院大学経済学部教授。専攻は世界経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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