- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
本来“衣食足りた”日本人は“礼節を知る”はずだった。現代の日本人は礼節を失ったばかりでなく、「恥を恥とも思わない」輩がいたるところに闊歩している。いまこそ「寅さん」で日本人の忘れものを取り戻そう。
目次
第1章 「フーテンの寅さん」入門
第2章 私と寅さん
第3章 寅さんに学ぶ生き方
第4章 義理と人情
第5章 愛と恋
第6章 「インテリ」と学問
対談 演出家・小林俊一氏―いまこそ「寅さん」!
著者等紹介
志村史夫[シムラフミオ]
昭和23(1948)年、東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了(無機材料工学)、名古屋大学工学博士(応用物理)。日本電気中央研究所、モンサント・セントルイス研究所、ノースカロライナ州立大学を経て、平成5(1993)年より静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授。長らく半導体結晶の研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りつこ
31
「現代の日本人が忘れている義理と人情、古き良き美しい日本人を取り戻そう」などと言われると、某政治家のスローガンのようでぞっとしてしまうのだが、ここでは今の政治家とは正反対の美徳を言っているのだと思う。この本は12年前に書かれていて「今の日本人は物質的に豊かになったけれど精神が貧しくなった」とあるのだが、今の日本の状況についても著者は同じように考えているのか?と問いただしてみたくもなる。そしてそうは言ってもあなたもいわゆる「インテリ」で上流の方にいるよね?とも思ったり。あまり素直な気持ちで読めなかった。2020/02/23
白い駄洒落王
4
もっとゆったりと生きてみよう。2013/10/06
ゆう
1
お天道様がみてる、嘘つきは舌を抜かれるは小さい頃言われて育ったんだった。おじいちゃんに恥ずかしくないように生きたい。 義理人情と愛と礼儀は大切。 日本人特有の感性は大事にしたい。 映画はみたことがないので次のお休みに借りに行く。2013/09/23
ワカゾー
1
寅さんファンが大勢いる日本。恥の文化は残っていると信じたい。2013/08/26
箱入り嫁
1
電気ストーブのようなあたたかさじゃのうて、ほら、寒い冬の日、お母さんがかじかんだ手をじっと握ってくれたような身体の芯からあたたまるようなあたたかさ・・・を持つ。2011/03/19