内容説明
祖父漱石の三部作から手塚治虫のマンガまで活字が生む活字癖。56篇珠玉の書評完全収録。
目次
序 遅読の王のため息
1 妄想癖(祖父三部作の震撼;人工楽園;アジア達人旅行;回転スシ世界一周;神の代理人;プリズンホテル;金色の網;兄貴;あと千回の晩飯;水木サンの幸福論;酒仙;どこかにいってしまったものたち;気まずい二人;モモコさんと僕;日日是好日;今夜も落語で眠りたい)
2 漫画癖(鉄腕アトム;ぼくのマンガ人生;出発点;夢の国のリトル・ニモ;遥かな町へ;李白の月;動物のお医者さん;ハートカクテル;DEATH NOTE;沈黙の艦隊;沈黙の団塊へ;ベルサイユのばら;ドラえもん;マンガ産業論;萌えるアメリカ;戦争はいかに「マンガ」を変えるか)
3 活字癖(言語にとって美とはなにか;敗北の構造;著作権の考え方;怪帝ナポレオン3世;よみがえれ、哲学;渋谷ではたらく社長の告白;それからの海舟;ことばと文化;大衆消費社会の登場;現代社会の理論;戦後値段史年表;戦後日本のジャズ文化;白洲次郎 占領を背負った男;「かわいい」論;ほんとうは日本異憧れる日本人;なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか;一日一書;うらなり;身体から革命を起こす;ラッキーウーマン;人は成熟するにつれて若くなる;漱石俳句集;漱石書簡集;私の個人主義)
著者等紹介
夏目房之介[ナツメフサノスケ]
1950年、東京生まれ。漫画コラムニスト、学習院大学大学院人文科学研究科教授。青山学院大学文学部史学科卒業。1999年第三回手塚治虫文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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