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生きるってなんやろか?―科学者と哲学者が語る、若者のためのクリティカル「人生」シンキング

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620320199
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大阪大学総長で哲学者の鷲田清一先生(テツガク総長)と、「世界の生きている100人の天才」第26位の科学者、石黒浩先生(アンドロイド先生)が、人生の悩み多き若者に「生き方」のヒントを教えます!

内容説明

「やりたいことが見つからない」「自分にしかないものがほしい」―これからわたし、どうしよう?人生をさまよいはじめた君たちへ、ほかならぬ「自分」を生きるためのヒント。タブーに切り込む“変人”学者コンビが贈る、“規格外”の異色対談。

目次

0章 変人で…ええやんか!?―アンドロイド先生とテツガク総長の駄話
1章 あなたにしかできないことなんてない―せせこましき時代のクリティカル・シンキング
2章 世界を変える“しょうもない”こと―80’sファッションとグーグルの共通点
3章 石黒先生のロボット講義―人と人でないものの区別はどこにあるのか?
4章 あなたは、アンドロイドとどこが違うのか?―最後に、人間に残るもの
5章 エクスタシーを忘れるな―生物学的にアイデンティティを考える
6章 アイデンティティの見つけ方―自分って?個性って?あなたの価値って?
7章 で、明日からどう生きればいいのか?―新米編集者とのQ&A

著者等紹介

石黒浩[イシグロヒロシ]
1963年、滋賀県生まれ。山梨大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。文部科学省グローバルCOEプログラム「認知脳理解に基づく未来工学創成」拠点リーダー。ATR知能ロボティクス研究所フェローおよび客員室長

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年、京都生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院博士課程修了。大阪大学文学部教授を経て、現在、大阪大学総長。哲学・倫理学専攻。1989年『分散する理性』(『現象学の視線』に改題)と『モードの迷宮』でサントリー学芸賞、2000年『「聴く」ことの力』で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

70
ふと図書館で見つけ借りる。公開対談とロボット研究の文を追加した本。正直、若者への相談にそんなアドバイスかと少しあきれたが、石黒の体験談だけは強い感銘を受ける。石黒は敬愛するアラン・ケイに質問をする機会を得て、自分はロボットを研究しているが、ロボット社会が来るかどうかと質問したら、ケイは怒って、クリエータ-が批評家みたいなことを言ってはいけないと。予測もなにも自分がそういう世界を作ると言わなきゃならないと。ケイ自身「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」と実行した人だったと石黒は反省する。2018/05/11

けい子

16
以前から気になっていた大阪大学教授の本。自身のアンドロイドは本当に精巧に作られていて、最初見た時はその不気味さに驚いたけれど、すぐにまた見たい、会いたいと思い、それは今までに抱いた事のない感情でした。 2022/04/11

なかたにか

5
最後の編集者の方の戸惑いまんま「結局、生きるってなに?」があえての応え、でしょうか?笑個人的には面白かったですが、鷲田さんは現実を知らないから、いや、知ってはいるけど…味わったこと、飲み込まれたことがないから、理想的な正しいことが言えるんじゃないかと感じることがあります。鷲田さん自身が看護介護の現場で同じことを言えるかなと思います。だけど、理想的なことは必要だと思うので、否定している(しきっている)訳ではないのですが…笑夢がないと辛いし、どこに行っていいか解らないと思うので 笑。2013/04/13

かりんとー

3
石黒浩って初めて知った。怖い顔してんな〜(笑)。2018/10/19

3
今までにぼくに「他人って、人間関係って大事なんだよ」と教えてきた他の何よりも、その大事さを教えてくれた。もっと早くに読んでおきたかった。いいかえれば、ぼくに似たようなところで立ち止まっている少年にはぜひ読んで欲しい。さまざまな所に考えを巡らせながら、この先の生の光を見ることができる。どうなるかはわからないけどね。2015/03/06

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