出版社内容情報
「英語教育大論争」を現在の視点で考察し、今の英語教育の深刻な問題点を説く。小学校英語、英語公用語、文科省教育改革の実態など。
日本の英語教育においては「成果があがっていない」という批判が常に繰り返されてきており、日本の英語教育の歴史は、批判のなかでの「抜本的改革」提言の歴史であった。そんななか、かつて1970年代、英語教育史に強く残る「英語教育大論争」(1974年)があった。その議論の厚みと多様性には参照すべきところの多い大論争であり、今だからこそ、真剣に取り組むべき重要な問題提起に満ちている。本書は、この論争を様々な角度から検証し、現在の英語教育、ひいては国語教育に有意義な議論を導き出す試みである。再検討から新たな提言へ。「教育改革」の行方を考える重要基本書。
第1章 「英語教育大論争」
第2章 「平泉試案」を現状に照らしてみる
第3章 「コミュニケーションに使える英語」、そして「グローバル人材育成」への道程
第4章 「文法を教えるな」というタブー
第5章 これからの英語教育へ向けて
終 章 グローバル人材は育つか
内容説明
かつて1970年代、英語教育史に強く残る「英語教育大論争」(1974年)があった。その議論の厚みと多様性には参照すべきところの多い大論争であり、今だからこそ、真剣に取り組むべき重要な問題提起に満ちている。本書は、この論争を様々な角度から検証し、現在の英語教育、ひいては国語教育に有意義な議論を導き出す試みである。再検討から新たな提言へ。「教育改革」の行方を考える重要書。
目次
第1章 「英語教育大論争」
第2章 「平泉試案」を現状に照らしてみる
第3章 「コミュニケーションに使える英語」、そして「グローバル人材育成」への道程
第4章 「文法を教えるな」というタブー
第5章 これからの英語教育へ向けて
終章 グローバル人材は育つか
著者等紹介
鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科委員長、東京大学大学院教育学研究科客員教授を経て、立教大学特任教授、順天堂大学客員教授、国立国語研究所客員教授。専門は、英語教育論、言語コミュニケーション論、通訳翻訳学。東京都港区で生まれる。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ修士課程(英語教授法)修了(MA)。サウサンプトン大学人文学研究科博士課程修了(Ph.D.)。大学在学中より同時通訳者として第一線で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
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