内容説明
マンガの歴史、マンガ家、マンガのトピック、マンガに関するすべてがわかる。
目次
1 マンガの歴史
2 マンガ家
3 マンガ学の領域
4 マンガ学のアプローチ
5 マンガ学の諸相
6 マンガの評論研究史
著者等紹介
夏目房之介[ナツメフサノスケ]
1950年東京生まれ。1973年青山学院大学卒業。出版社勤務後、マンガ、エッセイ、マンガ評論などを手がける。現在、京都花園大学客員教授、学習院大学大学院教授、マンガ・コラムニスト。また、NHK衛星「BSマンガ夜話」レギュラー。1999年、マンガ批評への貢献により手塚治虫文化賞特別賞
竹内オサム[タケウチオサム]
1951年大阪市生まれ。1977年大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程(国語教育専攻)修了。現在、同志社大学社会学部メディア学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アンゴ
3
★★★★☆ 「マンガ学」という学術研究への手引書。探求する切り口としての歴史側面、媒体、マンガ家・原作者論、表現論、読者、産業論など主要な分野毎に章を立て、執筆時点における先行研究や研究の現状と問題点を指摘。今後の課題を明示する。更に研究のアプローチ相としてマンガと教育、キャラクター・ヒーロー論、表現規制と事件など10節、研究の諸相としてデータや年表、研究誌、著作権など14節を取り上げ、各専門研究家が端的に本質を解説する。誰にでも分かりやすいマンガだからこそ「学術的研究」の厳密さが浮き彫りになる。2022/08/09
kozawa
2
よく整理されてるなぁ。こゆの読むと読みたい本が増えすぎる。日本漫画の資料保存は間に合うか。同人誌辺りは事実上網羅的収集が不能だけに既に伝説になっているかも2009/06/04
とんび
2
マンガ学に関する本を紹介する本として、正にマンガ学「入門」といえる。マンガ学をやりたい・知りたい人は必携の一冊。2009/05/23
takao
1
ふむ2022/12/08
こひた
1
網羅的考察。とくに貸本屋とか赤本まわりの文脈は自分じゃ分からないので有用だった。今は雑誌、単行本、同人もろもろの市場規模がまた変わってきてるかな。2016/03/28