• ポイントキャンペーン

シリーズ・人と文化の探究
伊藤博文と韓国統治―初代韓国統監をめぐる百年目の検証

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 328,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623054398
  • NDC分類 317.8
  • Cコード C3321

内容説明

日本近代化推進の中心となった伊藤博文は、晩年に韓国統監としていかなる統治を行ったのか。伊藤をどのように評価するかは、日韓の歴史認識問題を考えるうえで最も主要な争点だ。その評価の相違は、まさに日韓の歴史認識ギャップを象徴している。初めての日韓共同研究の成果に基づいた本書では、伊藤博文と韓国統治の実態をわかりやすく紹介する。伊藤博文没後百年記念出版。

目次

第1部 韓国統治の展開と国際関係(伊藤博文の韓国統治―ハーグ密使事件以前;明治政府の韓国支配政策と伊藤博文;伊藤博文の韓国儒教観;イギリスから見た伊藤博文統監と韓国統治)
第2部 韓国統治と法の支配(統監府司法改革の着手;伊藤博文の韓国司法政策とその帰結;日本の最終的条約改正と韓国版条約改正―国際協調下の帝国的膨張と「日韓協同」主義の変質)
第3部 韓国統治をめぐる思想(伊藤博文の韓国統治と韓国ナショナリズム―愛国啓蒙運動と伊藤の挫折;知の嚮導としての韓国統治)
第4部 朝鮮における伊藤博文の記憶(伊藤博文暗殺事件の波紋―警察資料に見る朝鮮人社会の状況;植民地期の安重根に関する朝鮮人社会の記憶―「伊藤博文狙撃事件」をめぐって;植民地時期朝鮮における伊藤博文の記憶―京城の博文寺を中心に;植民地の記憶と日韓関係;違等博文研究の基礎史料)