出版社内容情報
田中浩 編[タナカ ヒロシ ヘン]
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内容説明
全世界的経済危機とエネルギー問題に直面し、いまその真価が問われるEU。通貨統合、共通外交・安全保障、司法協力から福祉・環境・メディア政策まで、喫緊の課題と展望を徹底的に論ずる。
目次
EUの実験―その思想的・歴史的前提
社会的ヨーロッパと新しい福祉政治
リスボン戦略の十年でEUはどう変わったか―金融によって支配される蓄積レジームの危機
EUの気候安全保障―ヨーロッパの気候変動・エネルギー政策の新たな取り組み
「ヨーロッパ人」の誕生をめざして―EUのメディア政策の視点から
福祉国家改革における「現代化」と「活性化」について―オランダの事例を中心に
ベルギーと欧州統合―EU大統領・その後のベルギー
ヨーロッパにおける領域的空間の変質―オーレスンド・リージョンの事例に沿って
EU東方拡大とユーゴスラヴィア―その歴史的意味を探る
ヨーロッパのなかのイギリス―その「特別な関係」
社会的包摂とEUのガバナンス
欧州連合の歩む遠い道―そのシンボルの光と影
著者等紹介
田中浩[タナカヒロシ]
1926年佐賀県生まれ。東京文理科大学哲学科卒。現在、聖学院大学大学院教授。一橋大学名誉教授。政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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