有斐閣アルマ<br> 進化と感情から解き明かす社会心理学

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有斐閣アルマ
進化と感情から解き明かす社会心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641124660
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C1311

内容説明

「進化」と「感情」を切り口にした社会心理学の入門テキスト。人間の感情は、何のために進化したのか。そして、感情は人間の社会的行動にどのような影響を与えるのか。進化論のレンズを通して社会的行動をとらえ直す、新しい知的興奮。

目次

序章 なぜ進化と感情なのか?
第1章 適応行動を支える意識できない心の働き
第2章 適応としての感情
第3章 特別な他者としての家族
第4章 恋愛と対人魅力
第5章 協力的な人間関係
第6章 集団過程と自己過程
第7章 集団への適応と社会的認知
終章 本書で伝えたかったこと

著者等紹介

北村英哉[キタムラヒデヤ]
1982年東京大学教育学部卒業、1986年東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、1991年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退、2005年博士(社会心理学)。現在、関西大学社会学部教授

大坪庸介[オオツボヨウスケ]
1994年北海道大学文学部卒業、1996年北海道大学大学院文学研究科修士課程修了、2000年北イリノイ大学心理学部大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

13
社会心理学、特に人間の無意識に関するものを、進化心理学の観点から整理しまとめた内容。最近は無意識やバイアスを扱う書籍は多いので、社会・進化心理学の知見はだいぶ広まってきている。本書はそれらを教科書的・体系的に読めるので、同内容の本を読んでいても得られるものは大いにあると思える。本書の最後で伝えたいこととして、自動的・非意識過程を熟知することは、知的好奇心を満たすためにも、またそれらを飼いならし「意識的に」賢く生きるのに役立つとある。2019/03/22

marukuso

3
進化論を大きな枠組みに人間の心を考えていく。意識過程、非意識過程など、いわゆる無意識レベルで心は反応する。とくに感情といわれる部分が生存に適応していくため発達してきた。感情の仕組みが徐々にわかりつつあるなかで、いかにして非意識過程をコントロールするかが焦点だったと思う。2018/10/11

ひつまぶし

2
これまで読んだ何冊かの本と内容は被るが、社会心理学の部分が多分目新しかった。ポイントは終章にあるように「意識的な過程は、うまくやれば自動的・非意識的過程をかなり飼い慣らすことができそう」[234]という部分か。進化心理学と社会心理学の明確な境界線を引くことはできない。ある科学とある科学を対照しつつ、決して埋められず、どちらの知見とも帰属化できない判断を一つ一つ下していく過程は社会的にしか成立しえないだろう。生活世界の科学はそのような姿勢として構想できるし、実践できるはずだ。あまり評価はされないだろうけど。2024/01/09

Atsumi_SAKURADA

2
題名の通り、社会心理学での知見を進化論を足場に整理した“教科書本”です。その立場としては、日常をトピックにした小ネタ集(したがって一般受けがいい一方で、学問としてあまり体系的でない)…たる社会心理学の理論における、より高次の説明が進化論というわけですね。これを踏まえるとまず一冊、社会心理学の概説書を読んだ上で本書に当たった方がよさそうです。また、類書の『進化と人間行動』(長谷川&長谷川、2000)は生物学寄りの内容ですが、本書と共有する内容も多く、併せて読むとより理解が進むはずです。2015/08/24

みらぬきSP

2
感情の喚起や社会的認知バイアスといった自動的・非意識的過程を進化適応の産物として論ずる。先行する『複雑さに挑む社会心理学ーー適応エージェントとしての人間』(亀田・村田 初版2000年)にも示されているように社会心理学の多様な知見を適応のもとに整理しようと試みているが、本書は一層進化的な考え方に重きを置いている。複雑に張り巡らされた非意識的過程という巨像を、我々はいかに意識化して制御できる象使いとなれるか。それが本書の伝えんとするところだ。2014/09/17

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