内容説明
祀り上げ、そして祀り棄てられる流行神。木曾御嶽のシャーマンなどの山岳信仰を通して新宗教発生の基盤を探る。富士塚信仰・福の神・オタモイ地蔵から日本人の行動原理に迫り、「世直し」「世直り」などの世界観を究明する。
目次
1 シャマニズムと山岳信仰(神道とシャマニズム;木曾のシャマン―御嶽行者と御嶽講;出羽三山信仰 ほか)
2 民衆宗教と民間信仰(新宗教の発生基盤;農村の復興運動と民衆宗教の展開;現代の民間信仰)
3 はやり神とはやり仏(民間信仰の新生面;祀り上げ祀り棄ての構造;流行神の特徴 ほか)