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宮田登日本を語る〈13〉妖怪と伝説

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642071451
  • NDC分類 380.8
  • Cコード C1339

出版社内容情報

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内容説明

世間や世相の不安感とともに語り継がれる妖怪。その妖怪に仮託された日本人の心性と社会の実相を探る。また狐火・雪女・河童・鯰男などの伝説や民話をモチーフに、その背景にある社会変動と人々の葛藤を追求する。

目次

1 妖怪と怪異(江戸・東京の妖怪のイメージ―民衆の生んだグロテスク;女と妖怪;妖怪の諸相;妖怪ブーム;家の怪;池袋の女;雪女伝説と日本人の心;モノノケと少女霊の夏;徒然草と民俗学)
2 説話と伝説(民衆意識との関連から見た説話;日本の歴史と神話・伝説;伝説と民俗;再開発以前の集落;親鸞伝説の「杖」;長者の家筋;人間と自然の調和を伝える河童伝説)
3 民話と民俗(近世民衆宗教の説話;民譚における神秘と呪力―力と信仰;民話ブーム;狐火;雷神の申し子;猿の話;民話のなかの防災)
4 世間と世相(民話と世間;現代社会の中の伝統文化;世相の変化;酒飲みの民俗)

著者等紹介

宮田登[ミヤタノボル]
1936年10月14日神奈川県に生まれる。1966年3月東京教育大学大学院博士課程修了。東京教育大学助手、東京学芸大学助教授、筑波大学助教授、同教授、神奈川大学教授を歴任。文学博士。2000年2月10日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eirianda

6
ちょこっと読みをしていたのを、何気なく読み進めたら、あれま、意外と読みやすくエッセイの積み重ねのようだった。日本人が曖昧模糊とした幽霊や妖怪や精霊、伝説、俗信を今でも好むのが分かる気がした。このシリーズぼちぼち制覇してもいいかな…(できるか?)2016/05/17

kassie

1
業務上、必要となり、つまみ読み。妖怪を考える上では場所が重要なポイントであること、妖怪を図像化する際にインテリたちは不気味な姿の図像とするのに対し、民衆の妖怪像は単純な表現の図像であること、幽霊に足がないのは産女が産褥で下半身が血まみれとなるので自然と描かなくなったこと、など。宮田登がいろんなとこで書いたものを切り貼りしているので、一貫した筋があまりないのが気になった。2013/09/04

山田

0
微妙に意見が合わないものの、真っ当なことを言っており的外れでは決してない。2013/08/07

チェリーブラボー

0
読みはしましたが、残念ながら印象が薄い。総花的なので入門書(?)にはいいと思うのですが、ひっかかりがなかったな。2010/07/31

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