内容説明
菅江真澄、柳田國男、折口信夫など、民俗学の大先達たちへの共感を語る。また、和歌森太郎、筑土鈴寛、早川孝太郎、堀一郎、関敬吾、櫻井徳太郎など親しく交わった研究者の研究視点や人となりを描く、日本民俗学史。
目次
1 菅江真澄と民俗学(菅江真澄のマスクの陰に何があったか;民俗資料としての真澄の図絵)
2 柳田民俗学の継承(柳田民俗学における自然・人―日本人の神の問題を深化;柳田國男の業績 ほか)
3 折口信夫と南方熊楠(「まれびと」と祖霊;折口信夫の天皇観 ほか)
4 人と学問(早川孝太郎の民俗学とその周辺;堀一郎の民俗宗教論―遊幸思想と神社神道 ほか)
著者等紹介
宮田登[ミヤタノボル]
1936年10月14日神奈川県に生まれる。1966年3月東京教育大学大学院博士課程修了。東京教育大学助手、東京学芸大学助教授、筑波大学助教授、同教授、神奈川大学教授を歴任。文学博士。2000年2月10日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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