出版社内容情報
本書は,英国中間学派の代表的論客であるボラスの代表作で,そのオリジナルな着想は本書の様々なところで表れている。タイトルは,フロイトの『悲哀とメランコリー』のたいへん有名な一節から採られている。それはボラスがその後一貫して関心を抱いているテーマを端的に示したものと言える。
目次
第1部 対象の影(変形性対象;運命の手としての対象の精神 ほか)
第2部 気分(気分と保存過程;愛しつつ憎むこと ほか)
第3部 逆転移(虚言者;精神分析家とヒステリー患者 ほか)
第4部 エピローグ(未思考の知:早期の考察)
著者等紹介
館直彦[タチナオヒコ]
1953年東京に生まれる。1981年大阪大学医学部卒業。1995年東京慈恵会医科大学講師。現職は天理大学大学院臨床人間学研究科教授、個人開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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