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知りたい!サイエンス
からだビックリ!薬はこうしてやっと効く―苦労多きからだの中の薬物動態

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774136813
  • NDC分類 491.5
  • Cコード C3047

内容説明

薬は病気に効く。当たり前のことだけどこれがなかなか難しい。人間の体から見てみると薬といえどもただの侵入者。体外へ追い出すためにあの手この手で追い回す。そんな追っ手を振り切って患部にだとりつけた薬だけに栄光の「効能」が許される。薬の旅路は苦難の連続。そんな薬の辛い旅路を敬意を持って学んでみよう。

目次

1 人間の身体は薬を排除したがっているのか?(薬たちのツアー前日―入国方法を勉強しよう;A:吸収という名の入国審査 ほか)
2 人間の体と薬との巧みな知恵比べ(DDS 薬を届ける3つの技術;プロドラッグ 体内で「薬」に変化するふしぎな薬 ほか)
3 すごい技術で人間の体と仲良くなった医薬品の歴史(アダラートCR―頻繁な服用の負担から患者を解放した錠剤;ホクナリンテープ―喘息患者の負担を減らした画期的な投与法 ほか)
4 未来の医薬品はこうやって飲む(食べやすいカップゼリーに薬を封入;ハムスターは頬にタネを蓄え、人間は皮下にインスリンを蓄える ほか)

著者等紹介

中西貴之[ナカニシタカユキ]
1965年、山口県下関市彦島生まれ。山口大学大学院応用微生物学修了。現在、総合化学メーカー宇部興産株式会社有機化学研究所で鋭意創薬研究中。趣味は科学や経済に関するわかりやすいラジオ番組の制作。現在、アップル社、iTunes Storeとエフエム福岡に番組を配信中。地元下関の伝統芸能「平家踊り」では音頭取りをつとめ、2008年には米国カリフォルニア州ピッツバーグ公演も成功させた変わった研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減

7
書店でタイトルを見て、そういえば薬が効くしくみ知らないなぁと思って購入。そして、しばらく積んでたやつ。2009年初版発行。▼経口摂取した薬が、どのような経路で目標まで辿り着くのか、そしてどのようにして排泄されるのかを、薬の視点で旅にたとえて書いてるのが面白いし、わかりやすかった。直前に生理学の本を読んだので、説明もよく分かった。▼薬同士の相性とか、水以外のもので飲むといけない理由とかも、ためになった。2017/11/29

太鼓

5
これは興味深い内容でした。薬の作用する過程を教えてくれる。今度から薬を使ったときに思い出してルートを想像しちゃいそうです。2015/09/18

piro5

4
グレープフルーツジュースで薬の代謝が阻害されて体内の薬の量が増えてしまうのか。。2016/05/08

m1104m

3
ヴォイニッチの科学書の方がかかれた本 薬の効き方2016/04/14

GASHOW

3
現代人は、薬に過剰な信頼をしていると思う。この本では、無理クリに薬が作用するまでの大変さを教えてくれる。まだまだ、未知のことが多い人体の世界で、試行錯誤なんだと思った。2013/09/28

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