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イースト新書
下流予備軍

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650890
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C0230

出版社内容情報



森井じゅん[モリイジュン]
著・文・その他

内容説明

かつては「一億総中流」と呼ばれ、自分自身が中流だと考える人がいまだに九割を超える国、日本。しかし高齢化社会を迎え、雇用システムやセーフティネットは崩壊寸前。普通に生きて普通に働き、普通に老後を迎えることが難しくなっているのが現実である。転職や病気、介護、子育てなどの要因により、多くの人が下流に落ちる可能性と共に生きている時代。貧困家庭から這い上がった公認会計士・税理士・ファイナンシャルプランナーの森井じゅんが“不安の時代”の中で自分自身の人生を生き抜く術を解説する。

目次

第1章 下流予備軍とは何か(中流とは何か;下流とは何か;下流予備軍を生み出す日本社会の状況;日本人が下流に転落しやすい理由;予備軍から下流へ転落した実例)
第2章 日本の雇用システムと下流転落の原因(「正社員」の実態;日本式セーフティネットの不備;失業以外の転落パターン;経済的視点からの下流分析)
第3章 下流予備軍からの脱出(下流予備軍から抜け出すためには;労働市場・雇用システムに対する提言)
第4章 下流から中流へ(下流から中流へ這い上がった実体験)

著者等紹介

森井じゅん[モリイジュン]
1980年生まれ。公認会計士・米国ワシントン州公認会計士・税理士・ファイナンシャルプランナー。高校を中退後、大検を取得。レイクランド大学ジャパンキャンパスを経てネバダ州立リノ大学に留学。留学中はカジノの経理部で日常経理を担当。一女を出産し帰国後、シングルマザーとして子育てをしながら公認会計士資格を取得。2014年に森井会計事務所を開設し、税務申告業務及びコンサル業務を行う傍ら、情報番組へのコメンテーターとしての出演や、女性向けビジネスメディアでの連載など、活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

15
会社や正社員という地位を過信し、現状維持を求めてしまう人たちは、自分より悪い条件の人と比較して安心しているだけの下流予備軍である。未だに自分が中流だと考える日本人が9割以上いるこの現実をどう考えるべきか。職を失うことが下流への第一歩になるのは、セーフティネットを政府ではなく企業が担っているから。普通というマジョリティから外れることを恐れる日本人気質が社会の分断をより進め、さらに自己責任論によって追い詰める。心の余裕を持ちながら生活すること、情報収集と交渉力を持つことの大切さを説く。2017/09/26

かつらこ

2
女性が書いてるおかげか、普段なら頭に入りづらい事柄が読みやすく感じました。 これから先、仕事をしながら生きていく上で考えなければいけない事いっぱいあるけれど、本当に「自分」のことだけではなく大きな視野で考えられる人になりたいです。 半分も理解できてないけど...(笑) ありがとうございます。って気持ちになりました。2017/12/12

もかもか

0
読んだは読んだけど、今ひとつ頭の中でまとまらない。現在の日本労働市場までの流れなどは少し分かった。けれど、その流れを変えることは個人には出来ないでしょ。2017/11/15

0
メンバーシップ型雇用にしがみつくのではなく自分で動いて必要な情報をとること。依存するのではなく交渉力をもつこと。色々な社会につながりを持つこと(ボランティアとか)。家族から離脱すること。どれもこれも生きていく力をつけないと下流予備軍になるということ。ハードワークで身体を壊したら会社は評価してくれない。自分に適切な働き方でスキルアップをしていけばいい。2018/03/13

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