源氏物語と和歌を学ぶ人のために

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790712879
  • NDC分類 913.363
  • Cコード C1395

内容説明

源氏物語にとって和歌表現がどのような意味を有するかを本格的かつ体系的に解き明かし、日記・物語・説話などのジャンルや散文と韻文という垣根を越えての広い視野に立ち、源氏物語の表現の成り立ちを問いなおす。新しい日本文学史・文化史の試みである。

目次

1 和歌から源氏物語へ
2 源氏物語の和歌
3 源氏物語から和歌へ
4 文学史から見た源氏物語と和歌
源氏物語の和歌を読む―諸説整理を兼ねて
源氏物語と和歌に関する参考文献リスト

著者等紹介

加藤睦[カトウムツミ]
立教大学文学部教授

小嶋菜温子[コジマナオコ]
立教大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

15
『源氏物語』がそれ以前の和歌(『古今集』や『拾遺集』)から影響を受けて、それらを引歌(引用)しながら物語を膨らませていく。それだけではなく、逆に『新古今集』以後になると『源氏物語』から影響を受けた和歌が出来る(藤原定家など)その相互作用が、『源氏物語』を現代まで読まれ続けた核心なのではないか?という。そういえば大江健三郎が英詩から物語をインスパイアーさせていくことに近いのかもと思った。『源氏物語』だけではなく和歌も心に刻まれる。ちょっと奥深い世界だった(専門性があるかも)。2023/04/10

Yoshaki Kimura

0
概論的に様々な視点を紹介したもの。入門。2012/05/12

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