内容説明
概論的なテキストではどうしてもつかみにくい認知行動療法の具体的な進め方、ケースマネジメントのあり方を、若手の認知行動療法家が苦労して取り組んだ4つの事例を通じて参加者と共に検討したワークショップの記録。スーパーヴィジョンや個別の解説も豊富に満載されており全く新しい形の認知行動療法のガイドブックとなっている。
目次
第1章 認知療法・認知行動療法の実践家を育てるためには
第2章 当機関でのCBT実践について
第3章 事例1:セルフモニタリングによる気づきをきっかけに大きく面接が展開した事例―認知再構成法の簡易的導入とリラクセーション法の段階的実施
第4章 事例2:侵入思考が現実化する不安に対して認知再構成法を導入した事例
第5章 事例3:認知再構成法と行動実験によって症状が改善した事例
第6章 事例4:軽度発達障害の成人男性と共に継続的なアセスメントを展開している事例
第7章 解説と展望
付録
著者等紹介
伊藤絵美[イトウエミ]
社会学博士、臨床心理士、精神保健福祉士。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。現在、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長
丹野義彦[タンノヨシヒコ]
医学博士、臨床心理士。群馬大学大学院医学系研究科博士課程修了。現在、東京大学総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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