目次
第1部 生物多様性と「賢明な利用」(生物文化多様性とは何か;人類五万年の環境利用史と自然共生社会への教訓;世界の自然保護と地域の資源利用とのかかわり方―先住民の民俗知とワイズユースから)
第2部 「賢明な利用」とは何か(生態学からみた「賢明な利用」;「賢明な利用」と環境倫理学)
第3部 重層する環境ガバナンス(前近代日本列島の資源利用をめぐる社会的葛藤;木材輸送の大動脈・保津川のガバナンス論―コモンズ論とのかかわりから;足もとからの解決―失敗の歴史を環境ガバナンスで読み解く ほか)
著者等紹介
湯本貴和[ユモトタカカズ]
1959年、徳島県に生まれる。総合地球環境学研究所教授。専門は生態学。植物と動物の共生関係の研究から始めて、現在は人間と自然との相互関係の研究を行っている
松田裕之[マツダヒロユキ]
1957年福岡県に生まれる。横浜国立大学大学院教授。専門は生態学、環境リスク学、数理生態学、水産資源学。持続可能な資源利用と生物多様性保全の両立を目指し、順応的生態系管理の方法論と実施についての研究に取り組む
矢原徹一[ヤハラテツカズ]
1954年、福岡県に生まれる。九州大学大学院理学研究院教授。専門は進化生物学、生態学、植物分類学。生物多様性の保全、多様性の進化などについて研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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