内容説明
ヒップホップは、保守的な文化や既存の体制に抵抗するムーブメントとして、その地位や評判を確立してきた。しかしヒップホップが巨大化するにつれて、闘うべき相手は他でもない“ヒップホップ自身”に変わっていった。爆発的な人気と経済的発展の裏で、ヒップホップの本当の精神、本当の目的とは何か、という問題をめぐり、内部で激しい論争が起こったからである…。ヒップホップの力とその未来を探る。
目次
なぜヒップホップは重要なのか?
ヒップホップが踏み出した第一歩
第1部 ポップカルチャーにおけるヒップホップの闘い(90年代ポップスをまるごと飲み込むヒップホップ;1998年はヒップホップ飛躍の年;白人がヒップホップを支配する?;インターネット時代のヒップホップ)
第2部 政治運動におけるヒップホップの闘い(大衆を動かせ;若者は声を上げる;「私たちの未来は、いま、ここにある!」;「ヒップホップは私たちを愛してるの?」;アカデミズムの中のヒップホップ)
ヒップホップを超えろ!
著者等紹介
ワトキンス,S.クレイグ[ワトキンス,S.クレイグ][Watkins,S.Craig]
テキサス大学ラジオ/TV/フィルム学部准教授。専門は社会学、アフリカン・アメリカン文化研究。研究及び調査対象は、人種問題、メディア・スタディ、ヒップホップと多岐に渡る。近年ではオンライン・ゲームやソーシャルメディアによるコミュニケーション等の若者のデジタル・メディア・カルチャーにも焦点をあてている
菊池淳子[キクチジュンコ]
翻訳者。早稲田大学教育学部国語国文科卒業、同大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。カナダ・トロント大学大学院演劇科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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