地球研ライブラリー<br> 危機言語―言語の消滅でわれわれは何を失うのか

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危機言語―言語の消滅でわれわれは何を失うのか

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  • サイズ A5判/ページ数 505p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784876982097
  • NDC分類 802
  • Cコード C3087

内容説明

6000以上あると言われる世界の言語の大多数が、満足に記録されることもなく、次世紀までに滅びることが危惧されている。言語の消滅によって、人類は何を失うのだろうか。―絶滅危惧にある言語の研究から、言葉の本質を学ぶ。

目次

第1部 バベルの図書館(ウォラムルングンジの子孫たち;4000年を経てついに…)
第2部 さまざまな言語の饗宴(言葉のガラパゴス諸島;ぼくの心の中の君の心―文法における社会的認知)
第3部 古代の言語景観のかすかな痕跡―言語の古代史(共通の源から発して;「言語圏」への旅―古代の言葉を古代の世界につなぐ;解読の鍵―生きた言語から忘れられた文字を解き明かす)
第4部 言語・文化・思考の共進化―互いにたかめあいながら(精神の仕立て棚―言語が思考を訓練する;韻文と口承文芸の編み出すもの)
第5部 言語消滅の前に、聞けるうちに聞こう(言葉を新しくしながら)
エピローグ 大地にすわり、天空に立つ

著者等紹介

エヴァンズ,ニコラス[エヴァンズ,ニコラス][Evans,Nicholas]
オーストラリア国立大学アジア太平洋研究所文化歴史言語学部言語学科主任教授。アメリカ・カリフォルニア生まれ。オーストラリア国立大学で博士号を取得。メルボルン大学を経て、2008年から現職。専門は、言語学、言語類型論

大西正幸[オオニシマサユキ]
東京出身。東京大学英語英米文学科卒。オーストラリア国立大学(ANU)文学部言語学科にてPh.D.取得。R.M.W.Dixon主宰のRCLT助手、名桜大学(沖縄県)教授、Max‐Planck‐Institut(Leipzig)客員研究員、総合地球環境学研究所上級研究員などを経て、現在は地球研の外来研究員。専門は文学・言語学

長田俊樹[オサダトシキ]
総合地球環境学研究所名誉教授及び客員教授。神戸市生まれ。北海道大学文学部卒。インド・ラーンチー大学博士課程修了(Ph.D.)。国際日本文化研究センター助手、京都造形芸術大学教授を経て、2003年10月から2012年9月まで総合地球環境学研究所教授。専門は、言語学

森若葉[モリワカハ]
神戸市出身。京都大学文学部文学科言語学専攻卒。文学博士。総合地球環境学研究所上級研究員などを経て、現在は、国士舘大学イラク古代文化研究所研究員。専門は、シュメール学・楔形文字学・言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びっぐすとん

17
図書館本。これは言語学を勉強している人向けで、かなり専門的で難しかったので流し読み。新石器時代農耕の始まる直前、既に世界には6000~1万にのぼる言語が存在したらしい。1言語の話者は1000人程度。人類がアフリカを出る前に既に数十の言語にわかれていたようだ。現在も100人前後しか話者のいない言語が消滅の危機にある。記録保存は時間との勝負。英語が世界共通語になりつつある中、世界中の人と意志疎通が出来るのは素晴らしい反面、失われていく言語の多様性と文化。これって再びバベルの塔を建てようとしているのかな。2022/01/07

susu

3
印象に残っているのがカフカースのアルチ諸語で、「1つの動詞の屈折形式は150」とあり、うわあ大変だなあと思いつつページをめくると、「万以上を数える。」と続いていて、笑うしかありませんでした(編集の奇跡)。比較文法の印欧語以外の例を見たことがなかったので、勉強になりました。最近理論に関わる書籍ばかり読んでいたので、楽しみながら読めました。2013/12/06

ががが

2
圧倒的なボリューム。タイトルは危機言語だが、言語学に関係するありとあらゆる人類の営みを扱っている。著者の知識量が半端じゃない、それと同時に言語学におけるフィールドワークの大切さが文章を通して伝わってくる。消滅していく言語に接し続けている著者ならではの情熱にとにかく圧倒されっぱなしだった。言語の多様性を存分に味わうことができて、知的好奇心が満たされることは間違いない。一番興味を惹かれたのは、トルコの手話の話かな。お年玉はたいて購入した価値は十二分にあった。2015/02/04

晴耕雨読

1
著者の言語に対する情熱が伝わって来る。古代言語の再現がかなりの根気と情熱を要する作業であることも実感出来る。長いが、オススメの本。2015/01/02

susu

1
この本には本当にワクワクさせられます。言語学を専攻してる人はもちろん、一般の方でも楽しめるのではないでしょうか。著者の熱意が感じられます。2014/05/13

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