内容説明
言語と諸記号(イメージ・文字・音)との相互関係から、現代世界を考察してきたイタリア記号論学界の第一人者による代表作の待望の邦訳。
目次
第1部 理論篇(記号論と文献学;テクストの性質;文学的記号;記号のヒエラルキー ほか)
第2部 実践篇(ナスタジョ・デリ・オネスティの話(「デカメロン」第五日第八話)―二つの視点
ボッカッチョからローペ・デ・ヴェーガへ―派生と変形
アリオストの『風刺詩』の対話構造
ペッソーアの詩における夢の夢 ほか)
著者等紹介
谷口伊兵衛[タニグチイヘイ]
1936年福井県生まれ。1963年東京大学修士(西洋古典学)。1970年京都大学大学院(伊語伊文学専攻)博士課程単位取得。1975年11月‐76年6月ローマ大学(イタリア政府給費)留学。1999年4月‐2000年3月ヨーロッパ、北アフリカ、中近東で研修。1992‐2006年立正大学文学部教授、2006年停年退職、同年4月より非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。