内容説明
ピネル、ブローカ、クレッチュマー、グリージンガー、ジャクソン、クレペリン…歴史を築いた精神医学者たちの著名論文を一堂に集めた画期的シリーズ。病名・症候群などで名前は有名ながら、入手困難だった原典の翻訳と解説をテーマ別・年代順に収載。第1巻には「精神医学主要文献年表」も。
目次
精神的反射作用について―精神疾患の本質瞥見・1843(W.グリージンガー)
神経系の進化と解体・1884(J.H.ジャクソン)
発声器官の筋感幻覚・1889(A.クラマー)
Wahnsinnの急性形に関する問題について・1892(S.コルサコフ)
幻覚・1894(J.セグラ)
強迫症と精神衰弱―心理現象の階層的秩序・1903(P.ジャネ)
精神病の症状のなかにみられるフロイト機制・1906(E.ブロイラー)
精神医学における症状群の意義について・1912(A.ホッヘ)
夢意識について 第2部 夢のなかの覚醒意識・1919(L.クラーゲス)
精神病の現象形態・1920(E.クレペリン)〔ほか〕
著者等紹介
松下正明[マツシタマサアキ]
1937年生まれ。東京都健康長寿医療センター理事長、東京大学名誉教授。専門領域は老年精神医学、神経病理学、司法精神医学、精神医学史
影山任佐[カゲヤマジンスケ]
1948年生まれ。東京工業大学教授。専門領域は犯罪学、社会病理の精神医学、精神医学史、精神保健・メンタルヘルス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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