目次
1749 『女教師、または小さな少女のための学校』セアラ・フィールディング―小説の誕生とともに
1765 『靴二つさん』ジョン・ニューベリー―「おもしろくて、ためになる」商品価値をもつ子どもの本
1786 『コマドリ物語』サラ・トリマー―家庭教育から生まれた児童文学
1795 『ソールズベリー平原の羊飼い』ハンナ・モア―教育による社会の改良をめざして
1796 『両親のアシスタント』マリア・エッジワース―子どもの成長に添って物語を書いた人
1846 『ノンセンスの本』エドワード・リア―市民権を得たイギリス特有のノンセンス
著者等紹介
中野節子[ナカノセツコ]
1941年、東京都生まれ。東京学芸大学学芸部英語科卒業。東京学芸大学大学院修士課程英語教育学専攻修了。大妻女子大学短期大学部教授。イギリス児童文学、ウェールズ物語文学を専攻領域とする
水井雅子[ミズイマサコ]
1948年、茨城県生まれ。成蹊大学文学部卒業。成蹊大学大学院修士課程英米文学専攻修了。金沢学院大学基礎教育機構・金沢学院大学文学部大学院教授。イギリス児童文学(とくにファンタジーの分野)を専攻領域とする
吉井紀子[ヨシイノリコ]
1942年、神奈川県生まれ。和洋女子大学文家政学部英文学科卒業。東洋大学大学院修士課程文学専攻修了。和洋女子大学、大妻女子大学、日本大学非常勤講師。イギリス児童文学を専攻領域とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こつ
12
イギリス児童文学発展の歴史シリーズ。子どものために書かれた本は意外と歴史が浅く、子どもすら労働力として欠かせなかった時代から教育を施せるまでゆとりを持つまでの大変さが偲ばれます。そして教育のためのものから、楽しむための面白い読み物への変貌が伺えたのも興味深いです。やはり物語は楽しくなくては。2021/10/14
霜月無二
1
イギリスの児童文学がいかにして生まれたのか、その歴史の初期を具体的に作品の内容や作者に触れつつ、紹介していく。中でも気になったのはエドワード・リアのノンセンスの詩だった。機会があれば読んでみたい。2013/07/09