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内容説明
古代から20世紀半ばまで、時代のファッションと共に移り変わる西洋の装飾品を、アクセサリーごとに概観する初めての事典!掲載図版650点。上巻には主に上半身に着ける19種類を収録。
目次
第1部 頭部のアクセサリー(帽子;ベール;フェザー(羽根飾り)
ウィッグ(かつら)
つけぼくろ(パッチ) ほか)
第2部 首・肩・ウエストのアクセサリー(ピンとブローチ;ビーズとネックレス;カラー(襟)とカフス
クラバットとネクタイ
ショール ほか)
著者等紹介
レスター,キャサリン・モリス[レスター,キャサリンモリス] [Lester,Katherine Morris]
アメリカの著述家。代表作に『コスチュームの歴史』
オーク,ベス・ヴィオラ[オーク,ベスヴィオラ] [Oerke,Bess Viola]
アメリカの著述家。代表作に大著『ドレス』
古賀敬子[コガケイコ]
横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒業(西洋美術史専攻)。株式会社和光勤務を経て、北欧織物、洋裁、インテリア・コーディネイト、写真撮影・暗室技術を修得。現在、美術・宝飾・服飾関係の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
timeturner
6
これからは昔の西洋絵画の中にさまざまな情報をみつけられそう。エリマキトカゲみたいなエリザベス朝のラフや、マリー・アントワネット時代の軍艦ヘアを見ると、なぜこんな馬鹿げたことをしたんだろうと思うけど、後世の人が今の私たちの姿を映画や写真で見たら同じように思うんだろうな。2020/12/13
るるぴん
4
人は着飾る事が本能的に大好きで、差別化したいという欲求がファッションを生み出したんだと思った。興味を持っている18世紀よりもずっと前から、大変高い技術が必要な凝って奇抜な服飾品(カツラ、帽子、ベール、タイ、イヤリングなどなど)の流行はあったということがわかった。挿入されている絵画の写真が豊富で鮮明なのがいい。今のセレブよりもよっぽどお金がかかってる!今ほど、ファッションに貧富の差が表れない時代は無いんだな、と思った。昔は見た目=所持金と家柄と地位。細かい流れも詳しいが、読み飛ばしても楽しめた。2023/01/20
Rieko Ito
4
説明が詳しく、幅広い引用もあり、とても楽しめる。図版が多く、見ているだけで十二分に面白い。いまとなっては笑うしかないようなものもある。肖像画でよく見る姿が、こういうものだったのかということがよくわかる。カラー図版がとりわけいいのだが、カラー頁は日本版独自とのこと。原著は1940年だが、歴史的な記述が中心であり、古さはまったく感じない。2021/05/23
bibi
0
豪華絢爛な衣装をまとった肖像画で、細部まで描きこまれたアクセサリーに興味を持って読んだ。ジュエリーや繊細なレースだけでなく、エリマキトカゲみたいのとか、現代の目で見ると謎なパーツとか、妙なところにこだわる昔の人の感覚が面白かった。今のファッションも未来から見たら、妙に違いない。2024/01/21