感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mittsko
5
日本宗教史の一環として拝読 ⇒ 著者ご自身曰く、19~20世紀転換期の日本における、複数の体系性を欠くテーマに関する既出論文を、「ある程度統一的な問題関心」にしたがい書き直し編み直してできた一冊 ナショナリズムと愛国心、大衆化とデモクラシー、国民化と〈市民〉化の三組の対抗力学を分析視座とさだめ、それらの錯綜と相互支持として、日本近代の展開を描こうとする… やや辛すぎる自己採点 抽象度の高い概念を駆使した、歴史形成の必然と破れを見すえ、現代史へとつなげる、力強い「思惟の歴史」だ、と思いました2017/11/20
陽香
0
201107302018/04/06